コメント
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いい本と、いい人と、出会い。 |
昆虫採集のために、砂地に訪れた男が、砂に埋もれた部落に閉じ込められる。
不可避的な、理不尽極まりない状況下で男が最後に取った行動がまさに冒頭にある「罰がなければ、にげるたのしみもない」
ありえない状況下だけど、日常生活を生きる自分たちにも、男の言動、心理に通ずるものがあって、リアルだった。
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いい本と、いい人と、出会い。 |
昆虫採集のために、砂地に訪れた男が、砂に埋もれた部落に閉じ込められる。
不可避的な、理不尽極まりない状況下で男が最後に取った行動がまさに冒頭にある「罰がなければ、にげるたのしみもない」
ありえない状況下だけど、日常生活を生きる自分たちにも、男の言動、心理に通ずるものがあって、リアルだった。
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しがない人 |
砂で今にも埋まりそうな村に閉じ込められてしまった男。
外部の目の届かないど田舎の村って、今でもこんな因習が残ってそうな、都市伝説的な怖さがある。
あり得ないような状況なのに、読んでいる内にぐいぐい物語に惹き込まれる。とにかく面白い。
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webデザイナー22歳甘いもの |
読んだら気分が悪くなって次の日学校休んだっていう、思い出のずる休みな一冊。
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126人 |
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ほろ酔い天国
20181022 サンデー毎日20180805 木村衣有子 |
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飢餓同盟
かつての温泉街花園を舞台に土着の支配者とひもじいと称されるよそ者が結成したアナーキスト同盟たる「飢餓同盟」戦後民主主義を象徴する「読書会」3すくみのわちゃわちゃした対立を哀しくもどこかユーモラスに描く。 招致された医師である森が町につくも一向に病院にたどり着くことができない阿部公房的な不条理たらい回しぐるぐる地獄や人間をいかなる機械よりも精密な機械と化してしまう!ドイツ製の怪しげな薬「ヘクザン」の実験台となった地下探査技師織木、飢餓同盟員に対し「たとえばソロバンを盗んでこい、財務部長らしくなるために、明日までに割り算の九九をおぼえろ。電球を三つ盗んでこい。将来キャラメル工場の煙突塗り替えるために、毎日電柱にのぼる練習をしろ。姉さんの指紋をとってこい。電気コンロを盗んでこい。そして昨日は姉からヴァイオリンを盗んでこいというわけだ」P185と無茶ぶりをするリーダーの花井(ヒロポン中毒)等々奇妙奇天烈な登場人物が繰り広げる人間喜劇。 |
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水中都市・デンドロカカリヤ
魚になっちゃったよ |
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飛ぶ男
再読。安部公房死後に見つかった未完成稿。まだ初稿とも呼べない、ラフスケッチのような状態なので、作品が出来上がる過程が見えて面白いです。 |