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その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も... 続き

コメント

ここまで綺麗で残酷な作品はなかなか出逢えないと思う

心が痛くなる というより、仕方ない どうにもならない、と思いながらも 強く美しいもの を私は見た。
何度も読みたくなる。

トラウマになりそうな本。
誰しもが自分のまわりの狭い世界で生き抜くことに精一杯で、その中で実弾を撃って強く在ろうとしていて、
藻屑も、なぎさも、友彦も。
みんな必死に生きて、撃っている。
それが実弾ではなくて、ロリポップだと、自分も、まわりも、分かっていたとしても。

子どもの頃、たしかに親や周りの大人がいないと、守ってもらわないと生きていけなかったあの時、嫌なことや逃げ出したいことがありながらも、安心して暮らせていたそんな子どもは実はそんなに多いわけじゃないのかもしれない。たまたまこういう内容だっただけか、作者が伝えたかったことなのかは、私の考え過ぎかもしれませんが、悲しくて、不思議で、辛いお話でした。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけなかった。
けど、私の心には砂糖菓子の弾丸が撃ちぬかれた。

ミネラルウォーターを飲むたびに海野藻屑を思い出す。

好きな本なんだけど、よくわからないです。でもこの本に出てくるみんな、よくわからないままこの人生を一周するのかなと思いました。それはわたしも同じ事なんじゃないかな。すごく心が痛くなりました。

読み始めた瞬間から嫌な予感がした
そんな気持ちを抱えつつあっという間に読了。

たまにある、物語の筈なのに、どこかの現実を覗き見してしまったような痛みが残る。
自分では成す術のない、子供は選べない。
守ってくれるはずの家がこんな風な形にしかできなかったこと、そこに立ち入れなかった周りの大人達、身近で違和感を感じていたひとりの友達。
小説でよかった、という思いと同じくらい、毎日世界のどこかで起きているのかもしれないという怖さがある。
生き抜けば大人になれたのに、生き抜く気があったのか、
愛と憎しみの違いをわかっていたのかもしれない。
きっと時間が経っても思い出してしまう気がする。
すごく惹き込まれた。

角川から出してる桜庭さんの作品を初めて読みました。気になりつつも、ラノベ感?があるタイトルになかなか手が出せなかったからです。薄いし試しに読んでみるか、と思って手に取りました。じわじわ売れてる、っていうのが納得できるなぁ。じわじわと物語に心が侵食されて一気に読んでしまいました。冒頭からバッドエンドを想起させる作り。読んでてつらい。ポップなようで全然ポップじゃないです。すごく残酷なものを甘いものでコーティングした感じ。あり得ないようなストーリーの中にリアルな痛みを感じるのでこの世界が本当にすぐそこにあるような気がしてしまう。桜庭さんの中に登場人物が生きて動いているからなのかなと思います。桜庭さんのイメージが変わった作品。

元々ラノベだからか、登場人物の癖がちょっと…と苦手だけど、そんな事より内容がいいので、この方の小説をもっと読みたいと思った
言い回しとか、タイトルとか
いいなぁ〜

桜庭一樹はクセになる。藻屑のことは忘れない。ごくごくごくごく水を飲む少女の姿を、日常のふとした時に思い出し、せつなくなる。

中学時代に読了
当時の日常に対する閉塞感とか、そこから逃げたくても逃げられない無力感とか、そういうものに共感してた

大人になった今では目を背けたくなるような、何とも残酷で惨めな気持ちになる

主人公のクラスに自称人魚の女の子が転校してくるお話。
読み続けていくとかなり引き込まれ、ラストに驚かされます。

むかし読んだのを思い出した。

"読み終わって、強い、張り裂けそうなほどの悲しみと、同時に浄化を体験"

まさに解説のとおり、だと思う。

生まれて初めて、タイトルに惹かれ、タイトルに胸が締め付けられた。

あまりにも心が痛い。

砂糖でできた弾丸では子供は世界と戦えない。

私が初めて読んだ桜庭一樹の作品であり最も好きな作品でもある。
深く文学を学びたいと感じさせてくれた私の高校生活の象徴ともいえる一冊。

タイトルに惹かれて古本屋さんで購入しました。
藻屑となぎさの会話のやりとりが好きです。

読むとタイトルの意味が分かる。ハッピーエンドではないけどバッドエンドでも無い。物語がスタートする部分で独特だなあ、と思った。想像以上に心をエグられる。

読み始めた時から残酷な結末を感じさせるが、そう終わって欲しくないと念じてしまう本。閉塞的で、でもどこかつめの甘い考え方の思春期をひしひしと感じました。

読者

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9か月前

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約1年前