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6話からなる連作短編集
主人公と怪しき博物学者と人間豹と言われる女性とともに超常現象の謎を解き明かす話
「この世の中は今も未知の存在に満ちていて 人間の知っていることなんか 広い世界のほんの一部に過ぎない」という台詞に 頷ける自分がいました
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スズメの事ム所 駆け出し探偵と下町の怪人たち
6話からなる連作短編集 東京で働く黒葛原涼が 静岡に住む作家である父親からお土産を頼まれて買いに行った荒川区町良に のちに住むことになって いろんな人と出会い うやむやのまま探偵の真似事をする羽目になる話 持ち込まれる相談事を解決するたびに 知り合いが増えていき いつの間にか自分の周りには人が集まるようになった涼 なんだか傍から見てると楽しそう 最終話のB・Bの正体ははっきりと断言してないけど多分当たりなんだろうな |
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太陽の村
『昔は良かった‥』を、再現した村での暮らし。予想もしない驚きの結末‼️ |
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花まんま
昭和30年頃の日本は、手が届きそうで届かない菓子箱みたいだ。何もかもが雑多で、いい事も悪い事も一緒に起こった。 明確にオチがある訳でもないところに、「語り」のリアルさがある。 大阪が舞台で怪異短編集にすると、なんだか趣が感じられるのは何故だろう。大阪弁が滑稽や哀しみを醸し出すのかな?関西人はセリフの機微を余す事なく読み取ることが出来るんだろうな。羨ましい。 |
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花まんま
怪談小説じゃないのに、淡々とした語り口が怖さをも感じさせます。「世にも奇妙な物語」っていうテレビ番組を観た時の感覚が一番近いかな。私も昭和生まれだけれど若干世代が違うせいなのか、沢山の書評で言われるようなノスタルジーは感じられませんでした。残念。その代わりに、怖かったなあ。 |