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「来年も、一緒に桜、みれるといいね」魂のむすびつきを感じた幼いタカキとアカリの無邪気な願いの行方は-もの悲しく美しい新海ワールドを映画とは異なる視点で描い... 続き

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なかなか分厚い本で、装丁がとても綺麗。

小学生の頃、「運命的」な出会いをした明里と貴樹。彼らは言葉よりも心で繋がっていた。

大人になり、彼らは離れ離れになるが、文通で心を通わせていた。でも、手紙が途絶える。
完全に連絡が取れない状態になっても、心にはいつもお互いがいた。
そんな彼らの、甘くて、とても切なくて、儚い恋の物語。

文体はかなり叙情的だった。その分登場人物の心情に入り込めるが、クセがあって読みづらいと感じる人も多いかもしれない。

新海誠監督の映画「秒速5センチメートル」のノベライズは、監督本人の同名作品が既にあるのですが、映画公開から四年を経て、新たに刊行されたのが本書「one more side」版です。作者は加納新太。過去には、新海監督の「ほしのこえ」なんかのノベライズを手掛けている方ですね。

新海版との違いは「視点」
第一章の「桜花抄」は、もともと貴樹の一人称視点で進行していたのが、ヒロインの明里の視点に。
第二章の「コスモナウト」は、もともと澄田の一人称視点だったのが、貴樹の視点に。
第三章の「秒速5センチメートル」は、三人称視点ながらも、かなり明里の社会人時代にページが割かれ、これまで描かれてこなかった新しいエピソードが増えています。

これをよしとするかどうかは判断に分かれるところで、映画版の結末をどう受け入れたかによって、このノベライズの評価も変わってきそう。

読者

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加納新太の本