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もう死に場所さえない、この世の最果てを求めて-東京の光と影に苛まれる二人のタクシードライバーの終わりなき彷徨。 続き

コメント

読後感は、鈍く、重く、苦しい。が、引き込まれる。決して気持ちの好い話ではない。途中で投げ出しても良い。にもかかわらず、そうさせない。いや、させてくれない「果て」からの語り、呟き。

「お客さん」
「川上さんよ」
「室田さんよ」
呼びかけの言葉、一つ一つが粘り気を帯びていて、頭に張り付く。

読者

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藤沢周の本

ベスト・エッセイ2017

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まこと

二児の父親

佐藤究さんの「勝負師のスパイス」というエッセイが面白すぎる。若い頃、通い詰めていたカレー屋の味を再現しようと、S&Bディナーカレーに様々なスパイスを加え、試行錯誤する話なのだが、結末が衝撃的。たった2ページちょっとの文章だが、その虜になり、何度も読み返してしまった。

11か月前

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スエヒロケイスケ

劇作家らしき仕事してるが物書きら…

20年ぶりに読む。当時の時代を反映するアイコンがちらほら出てくるのが、今となってはあざとく見えるが、もっと先になって再読すれば、定着するのだろうか。ストーリーテーリングと肉感的な描写が馴染んでいるようで噛み合わないような。まだぎこちないような。力技。でも面白い。

約2年前

界

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Eiji Kobayashi

こヴィ。編集者・ライター

ふらりと訪れたさまさまな場所で、男にまとわりつく官能と死の匂い。こんな男、女からしたら軽蔑するかもしれないが、いやぁ、よく分かる。身体の奥に澱のようにこびりつく倦怠を抱えながら、現実の裂け目から異界へと堕ちていくような鮮烈なイメージに射たれる、見事な連作短編集。彫琢された文章は、いまどき珍しい(?)まさき「文芸」という感じ。関口信介氏の装丁も素晴らしい。

約3年前