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コメント

日本は海外の美術館で喜ばれるような収蔵作品がありません。なのでお金で作品を借りることになり、基本的には儲かることはありません。
日本美術の作品でも真贋をグレーにし値段を下げないようにし、カタログレゾネも作ることは滅多にありません。

日本の美術館がいかにギリギリで回っているか、そして中国のように強気な態度で出れるほど日本には良作品がないことが書かれていました。
そして、美術作品はひとえにコネの力によって見ることができます。
例えばアメリカの館長はマダムキラーの方が、最大のスポンサーである未亡人から作品を寄付してもらいやすくなります。

光を取り入れる現代建築と作品に光に当てないための兼ね合いがあります。
その工夫の一つに、壁をグレーブラウンにして画面が明るくなるように見せるなど、単にホワイトキューブではなく視覚効果を使い作品をよく見せるなどは、今後他の美術館の展示方法に生きるのではないかと思いました。

タイトル通り、舞台裏についてあらゆる角度から丁寧に記述されている。
学芸員を目指すならまず読んでおくべき書籍の一冊。
本書を読んで展覧会に出かけると、あらゆる部分に学芸員の配慮や苦労を感じることができ楽しみ方が広がるので、美術愛好家にもお勧めしたい。

違法に流通している文化財に関する法整備についての項目が特に印象的で、三億円事件とマルモッタンの盗難事件の関わりについて筆者の体験が綴られていた部分はドキドキしながら読んだ。

読者

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アート

石膏デッサンの100年

石膏デッサンの100年

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小説/デザイン/美術書など コメ…

0122 2019/06/26読了 美術を志すとまずは石膏デッサンをする、というのは当たり前だと思っていて何の疑問も持たなかったけど、何のために描いていたのだろうと改めて考えた。 本によると私は石膏デッサンの歴史の中では描かなくなった世代であり、たしかに受験のための絵しか描いてこなくて、石膏を描くことはほとんどなくなった。だから私は描けないのだけど。 石膏の歴史から石膏デッサンの意味と位置づけ、世界と日本の捉え方の違いを知った。ますます何だったのだろう?と思う。 浪人生や講師が偉いという、予備校の独特の世界も思い出した。

25日前