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大学受験の失敗から、女子寮に集った22人の女の子。同じ目標に向かっているのに、来春は、別々の世界へ散っていく。騒がしくも、はかない1年をめぐる、彼女たちの... 続き

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読者

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木村紅美の本

雪子さんの足音

雪子さんの足音

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まる

発芽マニア? 旅と文庫本と熱帯…

物語は主人公の薫(男性)が大学時代に過ごしたアパートの大家の雪子が亡くなったことを偶然、新聞記事で読んで知ったことから始まる。20年ぶりにアパートを訪ねる道すがら当時のことを鮮明に思い出す。そこには青春時代の甘酸っぱい思い出などではなく、大家さんが開くサロンに集うOLの小野田さんと薫との3人のビミョーな関係が綴られている。読んでいる私も時にはイラつき、ちょっとスリリングな気持ちになることもあった。三者三様の狡さが潜んでいる。薫が離れた後もずっと住み続けていたもう一人の住民の小野田さんがどんな生活を送っていたのかが、とても気になる。

約2か月前

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まっぷたつの先生

まっぷたつの先生

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bryophyta__

紙の本が好きです。

誰かとの関係や、人に対する思い込みというものは、顔を合わせる機会もなければうまく修正・修復できないことの方が多く、たいていのことは人生の流れのなかでうやむやになっていく。ただ時間という薬で癒したり、忘れたり、理不尽な諦念をも、うけいれたほうがラクだと気づいたりする。それが何十年も経てから、こんな赦し(双方への)がもたらされるなんて、現実にはほとんどないのでしょうが…。 登場人物の日常のディテールを読んでいるうちに、読んでいる自分自身の、忘れたつもりになっている記憶や、過去の心の動きを揺り起こしていくような小説。そしてそこに刺さっている棘が、存在ごと赦されているかのようにも思えてくる。

1年前