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版画が熱かった一九六〇年代、一陣の風のように颯爽と現れ、忽然と姿を消した版画家がいた。わずか一年余のあいだに六十一点の銅版画を遺して二十二歳の若さで逝った... 続き

コメント

わずか一年数ヶ月の活動期間で約60点の作品を遺し、1968年に22歳で早逝した銅版画家の作品集。堀江敏幸らの解説のほか、生々しい日記が併録されています。大学の仲間や日展の出品者らへの激烈な批判。手紙文の形式での思索。詩集や哲学書からの抜き書き。解説文にも触れられている通りいかにも青年の日記。正直読んでて気恥ずかしさを伴います。でも、我々は過去を振り返って身悶えできるけれど、この銅版画家にはそんな時間は与えられなかった。若い頃の行動や思索を直視せよ、今あなたはどう生きている?と問われているように感じました。

読者

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堀江敏幸の本

曇天記

曇天記

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としひろ

気付いたらアラフォー

文章の美しさ、読み心地、読了感、どれをとっても素晴らしい。時間に余裕がある時に一行一行味わって読みたいエッセイ

20日前

なずな

なずな

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Shun

普段は帰宅後に、休日は散歩しなが…

世の人は気軽に「あなたも子供を持てば判るわよ」ということを口走るが、子を持たず歳を重ねた者はそのたびに世間に対しての諦念といくばくかの心の痛みを感ずる。独身四十代半ばの男性がとある理由によって自らの子ではない赤ん坊を育てるこの小説は、身の丈にあった生活を慈しむといういつもの堀江敏幸の世界ではあるのだが、彼の作品の中では際立って生活感のあるかなり異質な作品だとも思う。

6か月前

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いつか王子駅で

いつか王子駅で

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Shun

普段は帰宅後に、休日は散歩しなが…

再読。落ち着きたい時に折に触れて読み返す小説。王子駅と品川駅、大森駅周辺を舞台とする京浜東北線小説です。駄洒落のタイトルは、あの曲と王子駅だけでなく、かなり多くのものにかけられているのだと今回気がつきました。主人公の周囲の人物が皆魅力的。その人々と時を過ごしつつ悩む主人公ですが、結末にはとても納得がいきます。作中で触れられる昭和の小説群も読みたくなってきます。

7か月前

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