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梨果と八年一緒だった健吾が家を出た。それと入れかわるように押しかけてきた健吾の新しい恋人・華子と暮らすはめになった梨果は、彼女の不思議な魅力に取りつかれて... 続き

コメント

人の生活のねじを少しずつ狂わせていくほどの魅力を持った華子のような友人がいたことを思い出しながら読み終え、やっぱりそういう人は死んでしまうんだなあって思って耳ん中ツンとくるほどの痛み。華子の葬式のあとに、華子も来てれば楽しかったのに、って言う主人公の気持ち、もういないってわかっててもコレを話したらなんていうかなって笑ってしまう感覚。そしてそのあと襲いくるたまらないほどの寂しさ。残された人間は、どうやって生き続ければいいんだろう。落ちていく夕日を眺めて赤く染まる世界に身を委ねるしかないのか。やがて闇が優しく包み込んでくれるまで。

『華子のいない生活は、華子のいる生活にとても似ていた。』
魅力ってなんだろうか、と考える。

人の心に入り、掻き乱しては消えていく華子。でも憎めない華子。
皆が誰にもとらわれない、自然体の彼女に惹かれるのだと思います。悪役がこんなに魅力的な小説は初めてです。

愛と執着の違いってなんだろう?
人を愛するってどういうことだろう?
何が正しくて、何が間違っているのだろう?
そんなことを考えながらもう何度もリピートして読んでる

青春っていいな、って思ってしまう。変なことを真面目に考えてたりするものだって。微笑ましくもなんだか不思議な読後感の良い本。

小学生の頃に読んでから忘れられない一冊。はじまりの文章から引き込まれては、その世界にぐっと停滞してしまう。ゆがんでいるような関係に見えてもどの登場人物も憎めない。健吾にシャンプーをしてもらっていたことを思い出して「かっこわるい。かっこわるい」となる シーンをなんども思い出す。

人を愛するとは、と何度読んでも自分に問い直すことができる。何度も読み返してる数少ない一冊。

江國香織さんらしい、ちょっとした生(性)と死の物語。ほんの少し胸を締め付けるこの感じが抜群に上手い。これは恋なのか、愛なのか。

読み始めた時は主人公側だったのに、いつのまにか華子に惹かれていってしまう感覚。きっと主人公や他の登場人物と同じなんだと思いました。
読み終わってもまだ分からないことが多いけれど、感情的な事だからこのままでいいのかなと。
いつか読み返したら分かるような気がします。

ゆっくりゆっくり確実に人の気持ちは動いていくもの

梨果や健吾や勝矢さんのように、私も華子に魅了されたうちの1人でした。華子は魅惑的で自然だけど不思議な怖さがあって子供っぽくていつも誰かから逃げ回っている、そんな女性。
〝15ヶ月かけてゆっくりと失恋″するだなんて自分なら耐えられない。。

主人公が魅力的。ヘチマコロンや、きゅうりのサンドイッチ。。。出てくるものもいちいちお洒落だなぁって。私の本好きの友達が一番好きな本。

古内東子を好きだったので、この物語での扱いにはしょんぼりした(笑)
華子の存在の解釈は、今と昔じゃ全く違うだろうから読み直したい。

評価:★★★★☆

華子は、
不思議な女性だけど
こういう人すごく好き

口数が少なくて
しかも一つ一つの言葉が
すごく深い

梨沙が
少しずつ華子に似てくるさまが
またおもしろかった。

読んでいるうちに、気付けば登場人物と同じように華子を好きになって目が離せなくなっていきました。

どこか不安定な登場人物たちを一歩離れた場所から俯瞰して、付かず離れず見守っている、そんなストーリーでした。15ヵ月かけて失恋する主人公は、華子という魅惑的な女性と時を過ごすのですが、誰からも執着される華子が、私には誰よりも孤独に思えます。彼女が唯一心を許したのは、決して許されない相手だったのでしょう。彼女が逃げていたのは、生きることからだったのでしょうか。
結局みんな、一人では生きていけない。相互に依存しあって、執着を愛だと錯覚する。気付かないふりをしながら、緩やかに堕ちていく。

華子といると、私はときどき自分が健吾の視線を持とうとしていることに気がついてしまう。健吾の目にうつる華子。健吾の胸を占めている華子を見ようとするのだ。この目で。それは、ひどく切ない確認だった。私は、華子にふりまわされる健吾にふりまわされてしまう。

泣きそうになる、いつも何度でも

読者

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5か月前

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