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秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、そ... 続き

コメント

まず、「ノルウェーの森」の元となった短編「螢」。いつもの春樹節炸裂で、この文体が好きな人には堪らないし、嫌いな人には読むのがもう嫌!ってくらい評価の別れる所だと思います。ただ私は結構好きだし、読まず嫌いの方も多いとは思いますが、透明感のある文章だと思います。好みもあるとは思いますが、綺麗な終わり方で、なかなか短編として良いのではないかと。私としては寮生活の部分が妙にリアルで良かったです。男子寮のカーテンなんてきっとほぼ100%洗ってる人いないですから。

また、「納屋を焼く」がこの短編集の中では1番の完成度だと思います。いつもの作品の様に主人公の「僕」と不思議な魅力を持つ「彼女」とその「彼女」の恋人の「彼」のちょっと奇妙な現実感が徐々に薄れていく様な物語りです。村上作品の大きな特徴の一つである人物名を出さない事で、かえって読者自身に身近な人物として想像させて、親近感を与えていると思いました。ただ単に題名通りの話しなのですが、読ませます。

その他の短編はちょっとひねりが上手くないかな?と。

長編小説は読み終わったら感想書きます!まだ16分の1ぐらいなんですが(^_^;)

2007年 1月

その他のコメント

アメリカのある地方では納屋を焼くという慣用句があるとかないとか。だれが考えついたのか知りませんが、不思議としっくりきます。あるいはこの短編を読んだからかもしれませんが。カポーティの冷血にこの慣用句を使っていると思われる場面があります。

読者

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村上春樹の本

MONKEY vol.12 翻訳は嫌い?

MONKEY vol.12 翻訳は嫌い?

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avocado901

読むのは主に翻訳小説だけど、本棚…

特集「翻訳は嫌い?」に惹かれて購入。外文が好物なので。 巻頭の「日本翻訳史 明治篇」では、坪内逍遙や二葉亭四迷らが、西洋文学の翻訳を通して、新しい日本語(今私たちが読み書きしている日本語)を生み出していった歴史が述べられており、大変興味深く読みました。 「翻訳講座 村上春樹+柴田元幸」は、原文とお二人の訳文を比較しながら、良い翻訳とは何かについて論じています。私は柴田氏の翻訳が選書も含めて大好きなのですが、正確さよりも物語の雰囲気を重視した村上春樹の翻訳も読みやすくていいものだなあ、と思いました。

6か月前

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