419xzkrw3dl

高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。... 続き

コメント

ジャズバーで出会った女と男の長い日々が書かれた小説。この二人、付き合っているような、そんなに仲が良くないような微妙な関係。男が入院して、女が男の入院先にせっせと見舞いに行くなどくっつきそうな展開に何度もなりますが、くっつかず微妙な関係のまま小説は終わる。この小説の見所は女と男の繊細な部分かと。著者の絲山さんの書かれる小説は、アクセルを踏んで突っ走るような小説もあれば、狭い道を慎重に走るような小説もあるのではと。この小説は後者かと。繊細な気持ちを慎重に書き出している感じ。そしてゴールがないのがゴールな小説。

その他のコメント

袋小路の男に翻弄されても、憎めず手を伸ばしても、どこかへ行ってしまう、という体験あり。この頃の絲山秋子作品好き。

手っ取り早くない愛。女友だちになんと言われようと、あっさりと一線を越えない男女がすごく好きです。幸せな読後感。

読者

151a20ec 11c6 4572 b74d 1715202fc24188630391 ba3e 445e 9161 af839158ef3c33acf478 6b9b 4bef 9367 480c8e9dea23Fbad6930 13ee 4484 b2de 3e4dd1e15de5458c1e90 0f5f 47a6 9e44 bbce7cd6600bD1cc561c 9991 40ab 9111 d3f37ffb0af1E62f0c3c f8ba 47a7 a44e a1b165318b7f60c975e3 584e 4464 8fda cb46a3cda45d 20人

絲山秋子の本

離陸

離陸

2293e5aa 24ce 4093 bccc d5c73982411d

aaooaui

読んだなら、書こう、なるべくなら…

離陸。彼、彼女達の突然の死と不在を掌にじっと握るうち、語り手たる佐藤弘、サトーサトー、イローはその比喩に到達する。 文庫帯文にある彼、佐藤本人の言葉にあるように '' 距離というものは、自分とどこかにいる人との位置関係にすぎないのではないか。相手がいなくなれば、二点のうちのひとつが消える。距離も消える。消滅する。'' サトーサトー、佐藤、イローにとって彼、彼女たちはいなくなったのではない。離陸したのだ。まだ距離は存在する。消滅などしていない。いつか近づける。そばに行ける。その願い、祈りは確かに胸を打つ。 のだが、のだけど。

約1年前

8c8005ce c3bc 4d7f 8b23 4ff3bc9a1e967e4f6841 2bd6 4a4a a7e4 4f1cd15e4e5d71f179d9 4336 4ee3 957c 89270efa4522 16