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普段は帰宅後に、休日は散歩しなが… |
絶頂期の中沢新一とYMO散開直後の細野晴臣による、神社巡りをしながらの対談集。天河大弁財天社に始まり北口本宮冨士浅間神社までの巡礼です。文庫版語り下ろしの場は諏訪大社。中学校の図書館で、当時ファンだった細野さん目当てで読み耽って以来の再読です。円盤、ゼビウス、カスタネダ、ガイア。ああ、すごく80年代オカルト・・・。途中で記号論の方法論が否定的に語られ、それに対する希望としてフラクタル理論が挙げられる箇所がありますが、この辺りは今読んでも引き込まれます。霊地に行くのは物見遊山感覚がいいよ、というのも共感。