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観応の擾乱は、征夷大将軍・足利尊氏と、幕政を主導していた弟の直義との対立から起きた全国規模の内乱である。本書は、戦乱前夜の動きも踏まえて一三五〇年から五二... 続き

コメント

タイトルとなっている「観応の擾乱(かんのうのじょうらん)」は室町幕府初期の内戦で、将軍尊氏と弟の直義の対立を軸とした一連の争いを指す。

世の中的にはマイナーな戦いなのかもしれないけど、一番好きな大河ドラマが1991年の「太平記」だったりする自分としてはものすごく楽しく読めた一冊。

人望厚く、戦闘能力も抜群ながら、政治的な積極性を欠き、有能な弟に政務を全投げして来た尊氏が、乱に至ってその真価を発揮し始めるあたりが堪らないところ。この兄弟、やはり戦いたくは無かったんだと思う。

「応仁の乱」も売れたことだし、室町時代は面白いエピソードがたくさんある。もっともっと知られて欲しい。

直義はなぜ尊氏を殺さなかったのか?家康と違って権力者としては甘かったのかもしれませんが人間らしいと感じました。題材的に応仁の乱より面白かったです。

読者

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亀田俊和の本

南朝の真実: 忠臣という幻想

南朝の真実: 忠臣という幻想

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ぬぬに

非ワカモノです

義満の時代の南北朝合体以後も実は南朝の皇統は歴史の水面下で燻り続けていて、室町幕府の体制が揺らぐたびに浮上し、動乱の火種となっていたというお話。 後南朝テロのクライマックスは、前代未聞の三種の神器強奪事件"禁闕の変"。宮中に賊が押し入って三種の神器を盗んで逃亡とか、事実は小説よりも奇なりにも程がある。 嘉吉の変で足利義教を殺害して取り潰されていた赤松家が、散逸した神器を賊から取り返すことでお家の再興を遂げていたという話も面白い。

3年前