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コメント

いやはや凄い人がいたもんだ、というのが率直な感想。医学がまだおまじないとどっこいどっこい、むしろ体に悪い~体液のバランスを直すと言って病人の血を抜いたりかん腸したり、悪いところはちょん切っちゃうだけ~の18世紀にあって人体や生物の構造を正しく理解し本当の治療を行うためには何が有効なのか、をひたむきに追求した男の生涯。人体のことを詳しく知るために数限りない解剖を行う。そのために墓泥防と結託して違法に死体を入手したり動物実験で生体解剖を行ったり...と負の側面はもちろんあるのだけどそれらを差し引いても医学の発展に尽くした主人公が今ひとつ世に知られていないのは粗野な物言いが嫌われたり、嫉妬されたために業績を消されたりネガティブ・キャンペーンを張られたりした結果だという。あとは弟子のジェンナーが成し遂げた「天然痘撲滅」みたいな大向こうを唸らせる発見がなかったからかな、とも思う。しかし人間のみならず動物や昆虫も解剖し生物は複雑さの差はあるものの基本的な構造は同じ、ということを発見し進化論の先駆けとなるような思想に行き着いたりアダムとイブは黒人であったに違いない(故に神も黒人だったはず)という人類発祥の学説にまで行き着いたり、と明らかに時代の先端を行き過ぎた感がある。また、妬みと嫉妬で結果として矮小な人間と歴史に名を残した人達の哀れさは...他山の石とすべきかな。非常に面白い作品でした。

これほど奇想天外な解剖医・外科医が実際していたとは。最期まで既存の枠に収まらず学界と社会を振り回しながらも高い賞賛を得たハンターの生き様は刺激的。
ただ、解説は読まなきゃよかったと思うくらいヒドイ。

読者

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文学

ブラックライダー(下)

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ilorina

40歳デザイナー

間違いなく取っつきにくい。ワラワラ出てくる登場人物の名前は全部長ったらしく、ワザとだろってくらい覚えにくい。文章も翻訳小説に寄せた文体でこれまた読みにくく情緒性も薄い。 それでもこの小説は素晴らしい、登場人物の誰もがこの世界で生き抜こうとする清々しい感情。様々な人間が混ざり合い、大きなうねりとなって仮想の世界をこれでもかと浮き立たせている。これほどの長編小説を書き切った作者の創造性、熱量には感動する。 冒頭に述べたように、間違いなく万人受けはしないだろう、誰彼構わずお薦めできる類ではない。(ついでにいうと荒くれ者どもばかりで口も汚い) 自身もこの本の素晴らしさを伝えたいのだが、登場人物の半分も名前を覚えていないのが悔やまれる。

約11時間前

ぼくの美術ノート

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小説/デザイン/美術書など コメ…

0126 2019/07/23読了 美術にまつわるエッセイ。 気になったもの 北園克衛、寿ぎのデザイン「平つか」、赤塚不二夫「ギャグゲリラ」、赤勘兵衛、イヴ・クライン、宮田重雄、小林泰彦、イーディス・へっど、いじわるばあさん、ウィリアム・クライン、鳥居清光、木村荘八、スリップウェア

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水の肌

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しずか

本、読む人の横顔も好きです

松本清張をはじめて読んだ。 暗さがたまらなくよかった。 短編集。

1日前