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コメント

好きな人に撫でられるとなぜ心地良いのか?なんと、ちゃんとそれに対応する神経があるのだ。
そうした触れ合いから痛みに至るまで、皮膚の感覚、すなわち触覚に対する知見がまとまっている。神経科学者の筆者はときに真摯に、ときにエロ話を交えながら科学が解き明かしつつ触覚と脳、身体の反応を描く。見たり聞いたり味わったり、それらを遮断することはできても触覚は、それがなくなることは想像できないくらいに根源的な感覚だ。その分身体的にも根っこに位置しているからエロ話も出てくるんだろうけど元が好きなんでしょうこの先生は。
愛撫に反応する神経、また触覚をあらかじめ脳がコントロールしているなど、皮膚の細やかな機能はこんなにとんでもないのかと思わされる。
あと、触って心地いいのは秒速3〜10センチの速度だそうです。あんまり早くても遅くても嫌われてしまうのでご注意。

お医者さんが分かりやすく病気や人体のメカニズムを説明した本って面白いなと思って。
ということでタイトルどおりこれは触覚について説明したもの。触覚のメカニズムや痒み、痛みとか性感に至るまで皮膚から人がものを感じるメカニズムを時に生々しく事例も交えて分かりやすく説明してくれている。とても面白いのだけどちょっと生々しい図まであったりして電車で読めなかったのがちょっと大変だったかな(笑)
そういえばセクハラについて「好きな男にされたいことを嫌いな男にされること」という説明になるほどと思ったことがあったが同じ接触なのに…ということもこういう説明ができるのだなと思った(笑)

人の身体はどこが敏感なのか。身体のつくりを知っておく事は生きて行く上で必要な事だと思う。

読者

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科学

動物になって生きてみた

動物になって生きてみた

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fuku

設計事務所勤務ゴミリーマン/元ク…

動物、特に野生動物にとって世界はどんなものに映っているのかを描くのがいわゆるネイチャーライティングというそうだけども、本書はその極北にあるのかもしれない。人間中心主義や擬人化というよくあるネイチャーライティングの轍は踏まないという著者の決意というか宣言はたしかにかなりの程度実現している。アナグマのように寝そべってミミズを食ってみたり、タイトルどおりほんとに動物になりきって、なかなか狂った疾走感のある体験をしてらっしゃる。 そうした体験は、ふやけた動物愛護精神ではなく、まったくの異種の存在に対する畏敬があるからこそなのだろう。自分にできるかと言われたらムリムリとしか言えないが、本というものはそうしたムリムリを追体験できる貴重なツールであると改めて感じる。

8日前

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脳のなかの倫理―脳倫理学序説

脳のなかの倫理―脳倫理学序説

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

友達がこの作者の作品を褒めていて興味を持ったのだが褒めてた作品が難しそうだったので序説なら割ととっつき易いのでは、と思ってこちらを読んでみた。作者は脳神経科学の第一人者で大統領諮問委員会のメンバーだったりもする偉い人。この作品では新たに「脳倫理学」なるものについての紹介をしている…というとかなり難しそうだけど、とても読み易く分かりやすく書かれている。内容は簡単に言うと、脳に関する研究が進んでいる今、やりようによってはいろんなことができてしまうが、何をとこまでやってもいいのか…を考えるのが脳倫理学、ということらしい。いろんな切り口で科学がいまどこまで進んでいてどういうことができるか、を説明し、今後の展開として自らの意見と今後の予測を簡潔にまとめてあるスタイル。もっとも10年以上前の著作なので前半の科学の進歩の部分は今現在、更に進んでいる可能性はあるが。ちょっと驚いたのはいわゆる宗教的な啓示体験も脳のある種の障害や刺激で発生させることができる、ということで脳に関して我々は今現在、思っているよりさまざまななことができ得るらしい。その意味で「脳倫理学」は極めて重要な学問といえると思った。哲学者の現実に関する貢献も理解できたしいろいろ面白い内容でした。

24日前