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コメント

「香り」というものを、知識として身につけたく手に取りました。
香りに興味があるのはたいがい女性だろうし・・・って、ふんわりした内容を想定して読み始めたら、意外に骨太で科学的。

でもエッセイなので、理系な部分をクローズアップして小難しくするのではなく、科学的な裏付けはきちんとあった上で、香りの世界の楽しみ方や奥深さ、香りの力について教えてくれます。
(読み進めづらければ、成分などの説明は読み飛ばしてもオッケーだと思う)

とくに、香水の材料を音階に当てはめた「香階」(和音の組み合わせは、相性のいい香りになっている)は、香りも音楽も知識がない身ではありますが、発想が美しすぎて感動しました・・・!!
香りを使った遊び「組香」は儀式のような雰囲気だし、香水の材料になる植物や生き物は神秘的なものばかりだし、魔法使いのおじさまのお話を聞いているような気持ちです。

日本人は嗅覚の教育を軽視していると著者は語り、嗅覚は鍛えれば育つとのこと。
私も香りを能動的に楽しめる人間になりたいと思い、人生初の香水を購入しました。
病院に咲いてる花のような香り。

その他のコメント

香りのことはこれですべて
わかる一冊。

読者

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科学

フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

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まこと

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「xのn乗+yのn乗=zのn乗 この方程式はnが2より大きい場合は整数解をもたない。」 フェルマーの最終定理を巡る数学者達の歴史と、遂に証明を果たしたワイルズの物語。 この本を読み進めていくうちに、1人研究に没頭したワイルズの背後には様々な数学者たちの知恵や研究があったことに気づく。そしてそのワイルズが証明を完成させた時、思わず胸が熱くなった。 「数学は科学や技術に応用されているが、数学者を駆り立てているのは応用の魅力ではない。数学者を奮い立たせているのは発見の喜びなのである。」 また、エウクレイデスが数学が何に役立つか問うた生徒に言った一言「あの少年に小銭を与えなさい。彼は学んだことから利を得たいようだからね」 などのフレーズが心に残った。何のために数学をするのか、ひいては何のために学問をするのか、その答えの一つが書いてあるような一冊だった。

3日前

動物になって生きてみた

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動物、特に野生動物にとって世界はどんなものに映っているのかを描くのがいわゆるネイチャーライティングというそうだけども、本書はその極北にあるのかもしれない。人間中心主義や擬人化というよくあるネイチャーライティングの轍は踏まないという著者の決意というか宣言はたしかにかなりの程度実現している。アナグマのように寝そべってミミズを食ってみたり、タイトルどおりほんとに動物になりきって、なかなか狂った疾走感のある体験をしてらっしゃる。 そうした体験は、ふやけた動物愛護精神ではなく、まったくの異種の存在に対する畏敬があるからこそなのだろう。自分にできるかと言われたらムリムリとしか言えないが、本というものはそうしたムリムリを追体験できる貴重なツールであると改めて感じる。

11日前

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