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著者は、論理的思考の研究と教育に、多少は関わってきた人間である。その著者が、なぜ論理的思考にこんな憎まれ口ばかりきくのかといえば、それが、論者間の人間関係... 続き

コメント

野崎昭弘氏の『詭弁論理学』が、大変おもしろくさまざまな「詭弁」に興味を持ち始めのが学生時代で、その頃からなんだか素直さをなくしたような気がしてならない。確かに、詭弁によって相手をやり込められたら快感ではあるが、この本を読むことで少し自戒したい気になった。

議論(言い合い)は対等な人間関係において正当なものになるが、そういうものは現実世界では期待できない。偏った力関係の中で議論する。しかも、相手の主張や論理を論破するのではなく、相手の人格や過去を引き合いに出してやりこめる例は後を絶たない。

あとがきにこうある。
「私も詭弁の研究に精を出し、こんなことばかり考えているせいで、少しは性格が悪くなったようである。ちっとも楽しくはないが。」

読者

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