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騒然とした日々の出来事から、普遍の教訓を抜き出す珠玉のエッセイ集。「イスラム国」が引き起こした戦争とテロが世界を震撼させる一方で、EUは揺らぎつづけ、つい... 続き

コメント

塩野七生さんの、心地よい文章が好きで読みたくなります。クライシス(危機)という言葉に、古代のギリシャ人は、もう一つ「蘇生」という意味を込めた。悲観的な時もある。だがそれでも人生は続く。その先に光を見る。

その他のコメント

面白い!ただ抜群に面白い!
そして、ひたすらにカッコいい!

イタリア在住の著者による歴史に基づく政治観、宗教観、そしてヨーロッパが直面している課題というフィルターを通して見る日本。

将来の日本、あるいは現在日本が抱える課題解決への提案が、ユーモアやシニカルな表現とともに心に響きます。

そして、根底には日本に対する愛情も感じられ勇気づけられます。

多くの日本人、特に中学生、高校生の若い世代の方々に是非読んでほしい、そんな本です。

いろんなテーマに関して3ページ程度で書いてあるのでとても読みやすい。
ただただ塩野さんが言いたいことを言っているが、それが本当に面白い。
難民、原発、女性の生き方など現代の日本社会にある問題に対する塩野さんの意見を聞くと、なるほどなと思うものばかり。
そして歴史に学ぶことが必ずしも改善に繋がるわけではないと本人もおっしゃっているが、やはり例に出されるローマ帝国はすごいなと再び実感しました。

読者

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塩野七生の本

ギリシア人の物語III 新しき力

ギリシア人の物語III 新しき力

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

作者最後の「歴史エッセイ」ということもあり、また取り上げるテーマがアレクサンダーということもあって楽しみにしていた作品。そうかエッセイなんだ...確かに小説ではないし歴史書にしては作者の感想や思いが前面に出過ぎているし、と思っていたがエッセイと言われるとなんとなく納得感がある。それにしては長いけども。ギリシャで遂に民主政が破綻し都市国家の力が衰たところに取って代わるように勃興してきたマケドニア王国のフィリッポス、アレクサンドロスの二代記。ハンニバル、スキピオ、カエサルと古代の名将が口を揃えて最高の武将と評するアレクサンドロスの戦争と征服がいかなる動機といかなる方法で為されたものでそれを作者がどう表現するか非常に楽しみにしていたのだけども期待は裏切られなかった。ギリシャの各都市国家から半蛮族扱いされオリンピックにも呼んでもらえなかったマケドニア王国、都市国家テーベの人質となることで都市国家の良いところ、特に軍事面において、を吸収し国力を一気に高め、ついにはオリンピックの主催者となり名実ともにギリシャの代表者の地位を得たフィリッポス。そして父の暗殺により若くして王位についたアレクサンドロス。彼の幸運は国をまとめ上げ、かつ素晴らしい教育をほどこしてくれた父を持ったこと。それによって国の内情に煩わされることなく、王位についた瞬間から長年ギリシャ諸都市を苦しめてきたペルシャ王国の圧迫に立ち向かうことができた。従ってアレクサンドロスの征服とは自分の王国を拡大し富を得ることが目的ではなく、ペルシャ王国の圧力を完全に排除することが目的で支配できた地域もペルシャ王国の領土である、ということが分かる。富貴を求めず常に軍団の先頭...文字通り騎馬軍団の先頭に立って敵に突っ込んでいくのだ...に立って戦い続け将も兵も分け隔てなく扱い、敗れた者への扱いも公正、好奇心に満ち溢れた若者の姿が作者独特の思い入れ溢れる筆致で生き生きと描かれている...ためにアレクサンドロスが亡くなったあとが急に尻すぼみになってしまうところも楽しい(笑) これで最後か、と残念に思う半面、書きたいことを書き尽くしたんだろうな…お疲れさま、というねぎらいの気持ちもある。本当に長い間楽しませてもらってありがとう、という思い。いい作品でした。

3か月前

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