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ブルックリン在住のオースターが、9・11を、初めて、小説の大きな要素として描く、長編。ある男が目を覚ますとそこは9・11が起きなかった21世紀のアメリカ。... 続き

コメント

たまたま最近読み終わったわけだが、まさに今読むべき本。彼を呑み込んだ無慈悲な闇の中に彼を置き去りにしないために。物語の持つ強固な力を感じさせられた。

強い力を持った物語。特に後半〜ラストにかけて、様々な感情、思いが湧き起こりました。
素晴らしい読書体験だったことを噛み締めています。

とってもとってもよかった。
突然訪れる理不尽な出来事の繰り返しだよなぁ、人生。それでも、心に残るささやかな思い出が生きる力を与えてくれるんだけど。そんなお話。

片手間に読むのが勿体無く、まとまった時間を作ってじっくり味わおう、なんて思っているうちに一年近く経ってしまったので、思い立ってようやく読了。

私は繰り返し挫折する。成功より挫折の方が多い。でもとにかくベストは尽くしているのだ。(4)

H30.6.18読了。
「このけったいな世界が転がっていくなか」
自分ではない、誰かがひとり闇に沈んでいくことがないように、せめて寄り添うことができればと。
誰もが想っていて、中々上手くいかない事を実践している人たち。
共に闇に沈むリスクは予想、理解していながらも。
心がきつく締め付けられました。

全部読んだわけじゃないからあれだけどオースターの作品の中では一番好きかも。
911に触発されて書かれた作品。
引退し、娘と孫娘と三人で暮らす書評家の想像から生まれた「911が無くイラクでも戦争していないが内戦状態にあるアメリカ」物語中の虚構がやがて実物語と交差していき…という物語。
オースターの作品について自分はよくも悪くも「物語」をいっきにダンプアウトしたような勢いを感じ、そこが魅力でもあったのだけどこれは虚実取り混ぜでよく練られた作品という印象を受けた。
アドリブ一発とよく計算されたソロの違いという感じかな。どっちも素晴らしいので凄いことだけど。

読者

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約2か月前

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冬の日誌

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こヴィ。編集者・ライター

64歳、これから人生の冬の季節を迎えようとする著者(若くもないが後期高齢者でもない)が、自らの過去を振り返り、掘り起こし、レイヤーを剥がしながら、「身体」にまつわる様々な記憶とエピソードを幼少期からの時間軸で綴ったメモワール。かつての自分を「君」と呼び、現在とは一定の距離を保ちながら二人称で語っていくことで、自伝的ではあるがいわゆる自伝ではなく(柴田さんは「ノンフィクション」と書いている』、読んでるこちら自身の記憶も掘り起こされながら、ぐいぐい読まされる。ほとんどオースターの他の小説と同じ面白さ。(原書で)翌年刊行した『内面からの報告書』と対をなす。

1年前

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