41dswcnd0rl

コメント

同じアジアに住んでいるのに、私は何も知らないしこんな体験もしたこともないし、実に平和に生きていると思い知らされた。グロテスクな描写は読み進めるのが恐ろしくなる。子どもは純粋で非力で、守らねばならないし私は子どもでいてはいけない。

本当に起きている内容なのだろうか。

そう思うほど、そう思いたくなるほど、信じがたい内容が綴られている。

自分の子供を売ったお金でテレビを買う両親。
8歳の子供を性器として商売道具とする大人、そしてそれを買って欲望を満たす日本人・欧米人。

何が正しいのか、可愛そうだから悪なのか、長期的にみれば悪でも目の前の善を救うことは善悪どちらなのか。
その問いに正解はない。

本の中で、自分の子供を救うためにタイで臓器移植をする日本人の母が出てくる。
自分の子供は助かるけど、そのために生きているタイの子供は死ぬ。
生きている人を殺して死ぬ人を救うことは、死ぬ人をそのままにして生きている人をそのままにすることの、どちらが正しいのか。

とにかく心が揺さぶられる。

読者

588f1a4e 1289 4838 9061 4a44051119ef9b92c5df 953f 473f be92 1f218474893dIcon user placeholderIcon user placeholderB8918db7 2c79 4ec8 b725 dc6dcb93698dAa6356d5 940f 4432 8ab8 208b758f3b04B6efce8b bc9a 4c64 b3f8 4c287e7cd2c8Bd080493 0c94 44e6 8353 048ac9ddba36 8人

文芸

仏像ぐるりの人びと

仏像ぐるりの人びと

1525b978 75b4 4758 ae92 afa4d5728ad4

ノノハル

my本棚の前で立ち読みしてしまい…

色々な事を抱え込んでしまった雪嶋君。籠もった自分の気持ちが、仏像修復のバイトを通して解放されていく。色んな人と出逢い感じていく。 黙々と修復をする不器用な門真先生は、ジッとそんな雪嶋君を見つめます。 仏像は彫物だと思う私ですら、頭を垂れる仏像とはなんぞや? 無宗教の私は、自身を見つめる鏡なんだと思い至りました。

約9時間前

初恋宣言―自選青春小説〈2〉

初恋宣言―自選青春小説〈2〉

F766c7b9 58dd 47a5 8305 6464986b58d8

Shun

普段は帰宅後に、休みの日は散歩し…

かつての集英社コバルトの星、富島健夫。のちに執筆の路線を官能小説に変え、元少女等から裏切り者だのなんだの非難されたようだが、さて。表題作の『初恋宣言』。併録の『星への歩み』。どちらも物語のテーマは共通しています。いつの世も人々は徒党を組む。男子は暴力で、女子はうわさ話で。烏合の衆。その群れから外れようとする者は男子はリンチにあい、女子は仲間外れにされる。そんなことがなんだ。誇りを持って我が道を行け。そう富島健夫は思っていたのではないか。媒体が少女小説だろうが官能小説だろうが、富島健夫はぶれてなかったのだ。

約10時間前

モップの精は深夜に現れる

モップの精は深夜に現れる

427c6b74 d757 4a90 b196 eb453196302b

リトル

小説も漫画も絵本も読みます

シリーズ2作目 相変わらず清掃作業員として夜中や早朝の会社に出没するキリコ そこで出会う様々な人の悩みや不可解な事件の謎を解明する そんなキリコの家でも悩みの種が… 家事や夫と義父の世話、おばあちゃんの介護、清掃の仕事 全てを一生懸命頑張っているのに おばあちゃんにちょっと何かあると 叔母に責められ 兄夫婦に陰口たたかれ あんまり手伝わないやつに限って口出してくるのよね 毎日の頑張りがどれだけ大変かわかりもせずに そもそも他人に身内の世話させといて文句を言うなんてどういう事 お前がやれよ って沸々と怒りが湧いてきます 文句一つ言わないキリコは偉い

1日前

憂鬱な10か月

憂鬱な10か月

0394d359 3fef 483c 8570 6ae519a5118e

fuku

設計事務所勤務ゴミリーマン/元ク…

我輩は胎児である。徹頭徹尾、母の胎内に蟠る胎児が延々とモノローグを語るさまは只者ではない。ソムリエみたいにワインの味わいをくどくどと評価し(飲んだこともいくせに)、世界情勢を気にかける。それもそのはず、なんと今時の胎児は母親が聞くポッドキャストやテレビから知識を吸収しているのだそうだ。IT化恐るべし。 しかしこの胎児は生まれる前からとんでもなく大変な目に遭っている。零落しつつあるとはいえ英国、極東の独裁国家ではなくなんとかヨーロッパに生まれ出ることまでは良かったものの、しがない詩人の父はすでに捨てられ、その弟との不倫に耽る母は胎児に気を使いつつも酒が止められない有様(そして臍の緒を通ってくる血流で胎児くんはワインを味わう)。 そんな中で父を亡き者にしようとする陰謀が。果たして胎児くんの運命やいかに。 黒々としたユーモアがイギリスらしいけれど、どうもそれだけではなくてこの小説はハムレットの本歌取りらしい。それを知ってるだけでも楽しさは倍増したかもしれない。

1日前

C8afdf3a 9ef7 43bb 844c 87340561321327714fb8 9ca4 4093 a93f 3e7d387c08742fe6ee53 e4e1 4076 9c3f 8dd643856feb