Icon stand

ストアでダウンロード

Btn appstore Btn googleplay
51fvxl2v11l

十文字扉、職業電球交換士。節電が叫ばれLEDライトへの交換が進む昨今、仕事は多くない。それでも電球にこだわる人の求めに応じて電球を交換し生計を立てている。... 続き

コメント

消えて行く古き良きものと、切れて行く電球、その電球を取り替える男の物語。ノスタルジーとファンタジーが同居するようなお話ですが、個人のお店に入り浸って、お店の方と話したり、商店街を歩いていたりする時に感じるものと奇妙に似通っているなと思うのです。みんな分別ある大人の顔をして生きているけれど、本当はおかしなファタジーを心に抱え込んでいるような。

『電球交換士の憂鬱』吉田篤弘
8/31読了

読者

Fe8978d4 403e 4d90 b818 199a8d60f0cd77f1c792 64d8 404c b0af fee18a578708

吉田篤弘の本

ブランケット・ブルームの星型乗車券

ブランケット・ブルームの星型乗車券

Be32b7b2 9634 4ece 8e1e 1146cb002797

やし太郎

なかなか本を読む時間が最近は取れ…

架空世界の街のちょっとしたことのコラム集です。各話は3ページですぐ読み終わるものの、そのぶんの情感が読者に委ねられるところですね。どの話が印象に残ったか、せーの!で言い合いたいところです。 ただ円環状に連なる街(山手線みたい)を、1つ飛ばしに数回も紹介していくのなら、同じ街の話、あるいは街の感じなどが、もうちょっと有機的に関連していたらなあ…とも思っちゃったのは、ないものねだりの欲張りなのかもしれませんが。続編でそのあたりが…とも期待しつつ、雑誌連載は十年以上も前だから、少し厳しいかなあ。

3か月前

014253d4 6080 4951 9119 24735184a696E13c4327 ac62 4f4f b670 f6bf657f08e10a46feb1 dc45 414b bd4e d1ef529a6124 11
パロール・ジュレと紙屑の都

パロール・ジュレと紙屑の都

F305cac8 e136 4eea 9e0c ce6b9c1f47e9

風見鶏

好きなものを好きなように

別離により分断された国の中にある、小さな北の街キノフ。 そこでは言葉が凍り付き、パロール・ジュレと呼ばれる物質になるという。 そんな不思議な現象を探る為にキノフに派遣された諜報員、十一番目のフィッシュ。 彼は紙魚であり、本の中を自在に泳ぎ回る事ができ、また本の中の人物に変貌することができた。 そんな彼をはじめとし、パロール・ジュレに魅せられた人間達の物語です。 フィッシュを追う刑事ロイドの思惑や孤独。 水晶の目を持つ謎の女レンが漂わせる秘密や怪しさ。 パロール・ジュレを解凍し、凍り付いた言葉を拾い上げる解凍師たちの誠実さや孤独感。 キノフに住まう人々の雑多な感情。 それらがいかにも思わせ振りで謎めいています。 ドキドキするような謎ではなく、じんわりと不思議だなあと首を傾げたくなるような。 魔法めいた事柄のなかに謎がありゆっくりと紐解かれていきます。 ファンタジーのような世界観ですが妙に現実的です。 フィッシュの淡々とした語り口は、そのままキノフの淡々とした、少し冷たく、雑多で、優しい雰囲気に上手く溶け込んでいくように思えます。 街の中に流れる時間は美しく優しく寂しいです。永遠にそうなのではないかと、勘違いしたくなるほどに。 人々が凍結した言葉を解凍したときに、世界はかわるのでしょうか。 最後の最後、やっと辿り着いた結末にじんわりしました。 凄く好きな本です。 汚らしいものと美しいものが混在している世界なのに、穏やかで冷たい美しい雰囲気がたまりません。 文庫化された際に改題されましたが個人的にはこちらの題名のほうが好きです。

10か月前

モナ・リザの背中

モナ・リザの背中

93184383 59e1 4695 ad70 9d281395b0c9

fs

91年生まれ。理学療法士。

曇天先生が絵の中を冒険する。 現実と絵の中との境目が曖昧に書かれていて、その曖昧さが心地いい。 時間と空間が混ざり合っていく。 また、50歳ということも1つのテーマとなっているみたい。

10か月前

9bc34478 5361 482d b5bc 3e857a5f25d1A26e4845 1e26 4848 be07 0d7579fc67ebD6bcc074 cee6 4950 90a5 fba828377598 10