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彼女は額装師。手放せない想いに、ふさわしい居場所をつくるひと。『思い出のとき修理します』著者最新刊。事故で婚約者を喪った額装師・奥野夏樹。彼女の元には一見... 続き

コメント

主人公の奥野夏樹は額装師
彼女が依頼された額を作るときは その品物に関する依頼人の過去や秘密までをも知ることとなる
よりふさわしいものを作る為に
彼女にくる依頼は風変わりで 宿り木だったりインコの鳴き声だったりいるはずのない妹との仲良しだった時間だったり
それでも依頼人の心が晴れるならと額を作る

誰でも、傷つけたぶん傷つく、傷つけられたぶん傷つけてしまう
後悔に身動きできなくなってしまった人たちが少しずつでも前に進んでいけるなら 主人公の仕事は間違っていないと思う

ただのお仕事小説とは、一味違う内容でした。
純粋ってなんなんでしょう。生きるってどういう事なんでしょう。
「夏樹」に額装を依頼した人は、それぞれ一歩を踏み出していきます。そして額装の仕事は、因縁のある二人も、夏樹自身も救っていきます。
心の傷を負う人は、みな優しく、傷に埋もれてしまう。
傷は無くならないのだろう、けれどそれと一緒に生きて先へ進むことが出来るのだと思う。そのきっかけが額装であれば夏樹の仕事は素晴らしい。

続編も読みたい気がしますが、この話はこの完結でいいと思います。3人の因縁があるからこそ、この本は面白いと思います。

読者

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