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三島由紀夫をして、「この人がいなかったら、日本はどんなに淋しい国になるだろう」と言わしめた奇才・澁澤龍彦が早逝してから、30年が過ぎました。彼の遺作であり... 続き

コメント

2017年に新装版が出てた!今年はコミカライズもされるみたいでビックリ。

澁澤龍彦、最後の作品。

主人公の高丘親王は、平城天皇の第三子で、叔父の嵯峨天皇の皇太子となるも、薬子の変に連座させられて廃太子に。その後仏門に入り空海の高弟に。晩年は仏教を極めんと唐に渡り、更には天竺を目指して旅立つも、志半ばで客死した人物。
数奇な生涯にも程がある!

本書は、天竺入りを目指す高丘親王一行が、さまざまな怪異に見舞われつつ、古代の東南アジアを旅する幻想的な旅行誌となっている。
既に喉頭癌という死病に苦しんでいた、澁澤龍彦の葛藤が主人公の高丘親王に多分に投影されていて切ない。

父の愛人であった薬子への仄かな思慕。次第に病み衰えて行く肉体と、反比例するかのように自由闊達に世界を駆けて行く精神。
死を描く物語だか、読後感は至って爽やか。
老境にあっては、こんな感じで恬淡と生きられたらと思う。

読者

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澁澤龍彦の本

若冲

若冲

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ほまま

人生折り返し地点かな

著名な美術史家、文学者、評論家、小説家などが伊藤若冲の魅力を全力でアピールしている。もっとも共感したのは種村季弘氏の「若冲の画面には一種の奇妙な正面性がある。」からの一連のくだり。小説「若冲」の著者澤田瞳子氏の母君澤田ふじ子氏の短編も秀逸。オクラホマ州のプライス邸心遠館訪問記も興味深い。

1年前

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マルジナリア

マルジナリア

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aker_log

書店員+みつばち古書部//SF/…

P151 科学とともに生まれ、科学と同じ考え方をする世界に属しながら、科学が手をつけられない領域にあえて手をつける。これがSFの役割というものであろう。

約2年前