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子どもが風邪を引くだけで「死にはしないか」と気を揉む父親。神経質な主人と家人のやりとりが温かい志賀直哉の『流行感冒』。世評名高い「猫」の芸を伝授してもらお... 続き

コメント

季節外れではありますが。
秋というとどこか物悲しいイメージがあるのだけど、どれも穏やかな秋晴れといった風情でした。

「流行感冒」
神経質だけど優しい主人、それを上手くとりなす家人のやり取りが温かい。

「置土産」
最後の手紙がとても粋。

「秋日和」
登場人物ごとに章が区切られていて面白い構成。

読者

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志賀直哉の本

城の崎にて・小僧の神様

城の崎にて・小僧の神様

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マシロ

積ん読が其処彼処に小山を築いてい…

志賀直哉は最初に読んだのが実家にあった旧字体の『暗夜行路』で、これを読み進めるのに苦労した覚えがあったせいか、他の作品は読んだことがなかった。そういうわけで、この本に収録されている話はすべて初読。志賀直哉と聞くと「簡潔な文体」を連想してしまうためか、この短編集も文章を気にしながら読んだ。これを読む前に谷崎潤一郎の「文章読本」を読んでいたため、一番印象に残っているのも「城の崎にて」になった。淡々とした文章が、磨かれた水みたいに思えてくる。

5か月前

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暗夜行路

暗夜行路

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Hosokawa Keisuke

今年は年間50冊を目標に読書した…

“小説の神様”と称される志賀直哉の唯一の長編小説。小説家の主人公が自らの出自が運命に投げかける暗い影を乗り越えて精神的に成長していく様を綴る作品。 暗夜行路という題名(題名は出版元がつけたらしい)とあらすじから想像されるような、暗鬱な話がずっと続くという訳ではない。主人公は親との関係は上手くいっていないものの友人や兄弟など周囲の人々に好かれ支えられており、孤独ではない。本人も大概いい加減な所があり、ずっと悩んでいることもないので、そこまで暗くはない。 ただ、前半は進行がゆっくりで、特に事件が起こるでもなくああだこうだと言っている時間が長いので、それを耐えられるかが分かれ目か。大正初期のハイカラでお洒落な東京(銀座・日本橋辺り)の様子が活写されていて、当時の記録として楽しめる。後半は小説全体からするとテンポ良く進む。終盤の情景描写が素晴らしい。 但し、当時はそういうものだったとはいえ、主人公の行動や社会通念が現在とはかけ離れており、現代の感覚からすると、共感出来ない、通用しない部分があることは否めない。それはこの作品だけがそうという訳ではない。

7か月前

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暗夜行路

暗夜行路

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オダギリ

学も教養も知恵もどうしようもない…

これを読むのにすごく時間がかかった。でもそうして良かったと思う。ページをめくる手が止まらない程熱中出来る本も良いですが、1ページをじっくり読み、30ページも読むと脳が疲れる、こういう本も素敵だと思いました。とても心地よい疲労感でしたよ。

約2年前

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