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【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる、待望の最新作!】 最強の殺し屋は――恐妻... 続き

コメント

『「ぱっとする仕事ってなんですか。暗いというのは、単に、静かに日々を楽しむことができる、ということですよ」明るい性格です、と自称する人間がえてして、他者を巻き込まなくては人生を楽しめないのを兜は知っている。』(p.144)

これが主人公、兜の生き方・他者観を表しているように思う。
主人公の兜は人間らしく、愛する妻と子を持つという弱みを抱えており、そして「医師」は反面で『この医師自身が・・・医療器具の一つ』のような無機質さ、コンピュータのような強さを持っていた。
しかし結局、家族を愛する、日常で出会う他者を愛するという善良さは兜の圧倒的な強みとなる。そして医師の無機質さは臆病さの現れでもあった、といったところだろうか。

この物語は暗殺者の物語であり、かなりの人間が簡単に殺害されたり、身を滅ぼすことになる。
ところが読み進めると家族の物語、夫と妻のラブストーリーを読んでいるという体験に変わっている。

こういう物語体験ができるのはとても素敵なことだと思う。

そして、やはり幻のDの物語はあるのだろうか、Crayonだけ小文字が用いられているのは子供を巡る物語だったからなのか、と読んだ後も様々仕掛けがありそうな点もまた楽しい。

その他のコメント

やっぱり伊坂さん。やってくれたな。一気読みです。殺し屋シリーズはずっと続け欲しいなぁ。兜、好きだなぁ。

面白いのももちろんだけど、一気読みしないと気が抜けないのは相変わらず。

伏線があるからと注意して読んでるのに
「ああああー、それそうなのー」
が、必ずある気持ち良さが好き。

あの人がしれっと登場してニヤニヤした。

読者

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伊坂幸太郎の本

AX アックス

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すた

高校3年生で自分が何者なのか何者であるべきなのか考えていた去年の今頃、何度も何度も読み返した。何度読んでも飽きない、そんな言葉で表したくはないけどその言葉通り。結局自分が何者なのかは分からなかったが、分からなくても生きていていいと思えたし人生の指南書、という内容ではないのに私に生きる希望をくれた。 読んでいて、楽しかった。旅行をするよりも楽しかったかもしれない。本屋さんで何となく眺めて買ったけど買ってよかった、私の中で兜も妻も医者も、みんなみんな生きている。私が普段嫌いなあの子も裏では事情があって社会の為にたっていたらいいな、なんて思った。自分からの視点で物事を考えるのではなく客観視するのが良いんだと、そう思った。日本中の全ての人にすすめたい。

7日前

アイネクライネナハトムジーク

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ほんのむし

2019年198冊目。映画を観る前に〜と思って読了。伊坂幸太郎って、読み終わった後に相関図書きたくなるよね。書いて、あ!ここもつながってる?!ってなるのまで全部含めてたのしい。

4か月前

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グラスホッパー

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人生で何度目かの読書熱

残酷さがある物語ではある。それでもどこか登場人物には善良さを感じてしまう部分が残されている。残酷さと善良さの狭間に立つ普通の主人公「鈴木」も日本で最も多い姓名の一つでもあり、残酷でもないしかし善良さも失った普通の匿名的男性という構造なのだろうか。物語としては面白い。でも残酷。

5か月前

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