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川上未映子、米澤穂信が登場する日本版「若手作家ベスト10!」企画に加え、オルハン・パムク、イーユン・リー、チャイナ・ミエヴィルなど海外作家も多数登場! 英... 続き

コメント

「若手作家ベスト11」の中から一編。村田沙耶香『素敵な素材』〜人は死んだら物質になってしまう。だから、温かい生物でいられる時間が愛おしい。本当にそうだろうか?死を忌まわしく思いすぎると、生まで軽んじることになりはしないか?そんなことを考えました。

読者

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オルハン・パムクの本

わたしの名は赤 (上)

わたしの名は赤 (上)

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

これはトルコのノーベル賞受賞作家、オルハン・パムクの作品。 面白かった!16世紀、オスマン・トルコ時代のイスタンブールが舞台。皇帝に仕える細密画師の一人が惨殺され、そこから謎解きがはじまる。基本的に謎解きのエンターテイメント作品で、各章はそれぞれ「わたしは~」というタイトルで一人称で語られていきます。謎解きの過程で語られていく絵に対する画人の考えかた、西洋美術に対する思い、宗教感などが実に興味深い。ここに書かれている画家は果たして職人なのか芸術家なのか、偶像崇拝を禁じられている宗教社会における画家の在り方とは、等々、非常に興味深いものがありました。西洋美術、とくに遠近法について語られている部分“皇帝と犬を同じ大きさに描くのは正しいのか否か”などなど。謎解き話であり、エンターテイメント作品ではあるのですが芸術論、宗教論としても面白く読めると思います。 上下で長いのですがノーベル賞作家の本ということでちょっと想像してしまうような取っつきにくさもありません。

約4年前