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Nogista Pump fury当たらないかなぁ、、、

読者

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新刊

マルコムX(上):伝説を超えた生涯

マルコムX(上):伝説を超えた生涯

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

ジャズミュージシャンとかスパイク・リーとかが取り上げるのでなんとなくかっこいいなと思っていたマルコムXについて。そういえばきちんとどういう人だったのか読んだことがないなと思っていたらちょうどピュリッツァー受賞の評伝が出たので手にとってみました。ベストセラーの「マルコムX自伝」もあるけれど客観的な評価の方がよいのでは、とは思ったのだけどかなり赤裸々な内容ではあった。元々まともな教育を受けておらずはっきり言ってチンピラだったマルコムはついに空き巣を働き刑務所に入れられる。刑務所でイスラム、というより当時アメリカで勃興しつつあったネイション・オブ・イスラム(NOI)の信仰を知り、刑務所内で猛勉強、釈放後は宗教団体NOIの看板導師として教団の拡大と黒人の地位向上に務めるのだが真剣に考えれば考えるほどNOIに疑問を感じて、というところが素晴らしい転換点。イスラムを名乗りつつ「白人は悪魔」というイスラムの本来の教えとはかけ離れた教義とか自身が教団を拡大すればするほど教祖や幹部達の生活が潤っていくこととか…。そしてついにNOIから離れメッカ巡礼も果たし、真のイスラム教徒としての活動を始めようとした矢先に彼を敵視するNOIの者たちの手で暗殺されてしまう。元々NOIの教義が白人は悪魔というものであったこともあり、人種融合を目指した同時代のマーティン・ルーサー・キングとは異なって人種隔離政策を支持し、KKKなどとも協力関係を構築していた団体の看板導師だった時代が圧倒的に長く、解放運動の観点からは残念なところもある。しかし一個人として本当に正しいことは何か、を有名になっても考え続け信念に従ったところがやはりかっこいい。評伝としては思い入れもあるのか詳細にすぎ少し冗長なところが残念ではあったものの読み応えがある素晴らしい内容でした。面白かった。

約1時間前

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