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政治、経済、戦争、ローマ人の意外な暮らしぶりを鮮やかに描き出す、今までにないローマ史。 なぜローマは短期間に巨大帝国を築き得たのか?この人類史のミステリ... 続き

コメント

イギリスではかなり有名な古典学者が書いたローマ史ということで英国圏ではかなり売れたらしい。上下二巻で共和国編の方が人気があるらしく図書館の順番が回ってこないので下巻の帝国編を読んでみた。初代皇帝のアウグストゥスから帝国内の全ての自由民に市民権を与えたカラカラまで、が作者の思うローマ帝国でそれから後は実質的には異なる国、ということらしい。我が国では塩野七生さんの長大な労作があって、それも自分は楽しく読んだのだが、これはローマ帝国の長い歴史を俯瞰で見たうえでコンパクトにまとめられており、どちらかというと庶民の苦しい暮らしであるとか格差問題とか暗い側面によりスポットライトが当てられている印象。それだから面白くなかったかと問われるとこれが凄く楽しい作品であった。平易な表現とどこかユーモアのある語り口で飽きずに楽しく読めた。共和制編も凄く楽しみ。

読者

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メアリー・ビアードの本

SPQR ローマ帝国史I――共和政の時代

SPQR ローマ帝国史I――共和政の時代

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

イギリスの歴史学者がまとめたローマの歴史。上下二冊の邦訳になっていて共和制と帝政の二分冊になっている。図書館で予約して読んだのだけど圧倒的にこの共和制のほうが人気があって帝政はすぐ読めたのだけどこちらはほぼ二ヶ月待ちにてようやく。共和制を代表する政治家キケロを中心として時代を追っていくわけではない形式で何の変哲もない都市王国として成立したローマという小国が50年と少しで地中海世界を支配するに至ったのか、についての考察を述べている。学者の作品ではあるがエッセイと呼ぶにふさわしく割と主観的な意見が述べられていて明らかにローマは好戦的な国家だった、という意見が垣間見えるしカエサルを始めとして共和制を終わらせた人物には否定的であることが分かる。それ自体は意見として自由だけどもいかにも歴史書、のように世に出すのはちょっと違うのではないかな、とも思った。個人的にはローマの躍進の原動力は他者に寛容な多様性にあると思っていてキリスト教国となり排他的になったときから弱体化が始まった、と思っているのだけども。

2か月前

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