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病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と育った海辺の小さな町へ帰省した夏、まだ淡い夜のはじまりに、つぐみと私は、ふるさとの最後のひと夏をともにする少年に出会った... 続き

コメント

自分と同じなまえの誰かに、この本ではじめて出会いました。

なので、この本を読む一番の動機が、自分と同じなまえのコはどんなコなのか、知りたい!というものでしたので、最初の一文に私がどれだけ面食らったことか…。

小学生のあたしにはなかなかの衝撃的な出会いでした。ちなみにまだ現実の世界では同じなまえのコには出会えてないので、この本であじわったインパクトが塗り替えられないままなのです。

小説の中でこれほど魅力的な女の子にいまだ巡り合ったことがない。弱さ、美しさ、底に秘めた強さ、したたかさ、無鉄砲さ。全てをひとりの女の子の中で成立させた吉本ばななの描写に脱帽です。

友人に吉本ばななさんを勧められて初めて読んだ作品。つぐみの生き方は嫌いじゃないし、むしろ羨ましいと思った。

はじめてのよしもとばなな。
こんな夏を、つぐみのような少女を、羨ましくおもう。

少年のような少女の隠しきれない儚さ、を殴り捨てるような横暴、を包み込む温かさ

夏がこれから始まろうとしているこの時期に読めてよかった。夏が楽しみで仕方がなくなりました。ツグミ、まりあ、陽子の関係がとても羨ましく思った。キラキラしてる小説でした。

この本に出会って幸せだなって思えた。つぐみになりたいし、なりたくない。

とかどきとても懐かしくなる。
こんなに素敵な女の子に出会ったことがありません。

最初は憎たらしくしか思ってなかったつぐみに対して、読んでるうちに愛情がでてきてチャーミングに思えた。やっぱり吉本ばなな好きだ

横暴な振る舞いに時々見せる繊細さ。好きになっちゃう。

夏が終わるときに、その終わりを慈しむように読みたい一冊でした。
出会ったときにはもうすっかり秋だったので、すこし遅かった。くそう。
まりあと両親が夏の夕暮れ時の海辺を(まりあは棒アイスをくわえながら)歩く描写が印象的だった。いつかこんな風に時間を過ごせる家族が作れたらいいなと、思ったりした。

吉本ばななさんの作品を初めて読みました。つぐみさんの性格が友人に似ていて話に入り込んでしまいました。吉本さんの他の作品も読もうと思います。

病弱だけどわがままなつぐみとあたたかく見守る人達の心がキュンとなる本!装丁も素敵で大好きな本です!

強気で、生意気で我儘。だけど深い愛と弱さを併せ持つつぐみ。
一夏を全力で駆け抜けた彼女は、誰よりも美しく、愛おしく、もう戻ってはこない。

世素敵な女の子と優しい人たちの静かな夏の物語。

海の描写が綺麗で、田舎と夏のいいところ全部凝縮させてキラキラしてる

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TUGUMI
ぬるい風の音が心地いい。この物語には海が重要な表現要素なんだろうなって思ったし、つぐみは海みたいに波があったし海みたいな存在だった。その波はさざ波程度の時もあれば津波級の荒々しさでこっちに向かってくる時もあった。その波は終わりがなくて永遠なんだよねきっと。終止符を打とうとしても終わらせない生命の強さがあって、細い線が彼女をいつも繋ぎ止めてる、ように感じる。細い線が切れても彼女にはどうって事ないんだろうなってくらいの存在感で、ただ私達を揺らすだけ揺らす。どれだけでもいつまででも。その揺れに慣れる主人公は人間味があって感覚が違くても理解できる情を抱くことが多くて、味はしょっぱい。つぐみはいつもどこかほのかに甘い。そして美しい。主人公が見るつぐみは憧れと こんな人になりたくない ならないだろう っていう両局面を持っていてその感情が好きだった。つぐみはいつも乳褐色のような色を放っていて、私はまだあの色に出会ったことがない。彼女のような何にでも勝つ心で物事を進める強さがほしいと思った。私には交わらない強さだけど。つぐみは生きることについて深く考えてるんだろうし、安易に 今なら死ねるわ っていうような人間に見えてそういう考えに至った気持ちのメロディーと歴が常に同じ高さの波長で生き続けてるような人間だなって思った。奏でる音はマリンに似合うような色のトーンから少しかけ離れているのに夏がよく似合う。つぐみはオーラだけで芯を確実に遺していくスタイルって感じ。つぐみにはこんな都会がちっとも似合わない。何もない人気のない海の小波のたった一波の皮に入り込むような雰囲気があるんだよね。世にある綺麗な輝きが似合わなくて自分から出る光輝が彼女らしさを作り出す要素で、それが貴重な細末だってわかった。
何より終盤が良すぎたな。結末が意外だったけど、ここで終わらせることによって清々しい風の音が生命の灯火の永久さを教えてくれたし、生を日々噛み締めてて、味が薄くても出てくる曖昧すぎない確実なぬるさの上をこれから先も少しずつつぐみは歩み続けるんだろうなって思った。

読者

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吉本ばななの本

N・P

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りよ

小説が特にすき

強さも脆さもすべて激しい、女の子の物語。 ひと夏の出来ごと。

約2か月前

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とかげ

とかげ

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なかむう

小説が好き。

再読。短編集。 「どうしてもどうしてもさわりたくて、気が狂うほど、もういてもたってもいられなくて、彼女の手に触れることができたらもうなんでもする、神様。」この文章に子供ながらにぐっとつかまれた。

10か月前

吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

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ノノハル

my本棚の前で立ち読みしてしまい…

読み始め「ミミ」のセリフを片言で読んでいる自分にびっくり。魔法? 不思議な街の不思議な物語なんだけれど、不思議な街だから不思議じゃないよね。と、ストンと胸に落ちてきました。何処にでもいる不器用な人達は、不思議な街ではもっと色んな事を考えなくてはならないんだけど、不思議な力はチョット羨ましかった。 設定の土台がしっかりしているので、私も住民になれそうな気がする。少し怖いけど。 これからの、吹上の人達のお話が楽しみです。

10か月前

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