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宮崎駿とスタジオジブリの本6冊

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今週と来週の金曜は、日本テレビで2週連続のジブリ特集。映画と合わせて楽しみたい、ジブリと宮崎駿の本をまとめました。

雑誌Cutで長年にわたり行われてきた監督インタビューや、プロデューサー鈴木敏夫の回想、小冊子「熱風」に連載されていたアニメーターのエッセイ、また宮崎駿が愛読した作家など。人気のジブリ作品の背景をより知ることのできる6冊です。

風の帰る場所

宮崎駿

文藝春秋 2013-11

風の帰る場所

宮崎駿

文藝春秋 2013-11

1990年から12年間に渡る5回、「cut」「sight」2誌に掲載された宮崎駿のロングインタビューをまとめたもの。聞き手はロッキング・オン代表の渋谷陽一。「紅の豚」「もののけ姫」「千と千尋」の制作をオンタイムで聞いているほか、「カリオストロの城」に遡る全作品を対象にしたインタビューも収められている。たまに好きな小説や映画、政治などに話が及ぶことも。

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出発点

宮崎駿

スタジオジブリ 1996-08

出発点

宮崎駿

スタジオジブリ 1996-08

スタジオジブリ編による、公式的な宮崎駿の文集。さまざまな場所でのエッセイ・対談・講演など90本がまとめられている。飛行機、山小屋、少女マンガ、司馬遼太郎など、好きなものについて語っている文章や、「ナウシカ」「ラピュタ」をはじめ各作品の企画書も収められている。続刊として、97年以降のものをまとめた「折り返し点」もあり。

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エンピツ戦記

舘野仁美

中央公論新社 2015-11

エンピツ戦記

舘野仁美

中央公論新社 2015-11

2015年11月と最近の刊行。スタジオジブリでアニメーターとして27年間働いた著者による回顧録。もとジブリの小冊子「熱風」に連載されたもの。「トトロ」から近作「思い出のマーニー」にわたる長年のアニメーション制作の内側がまとめられている。スタッフを気さくに笑わせ、時には怒る宮崎監督の横顔も。

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風に吹かれて

鈴木敏夫

中央公論新社 2013-08

風に吹かれて

鈴木敏夫

中央公論新社 2013-08

プロデューサー鈴木敏夫のインタビュー集。10時間にわたるロングインタビューでは、名古屋の少年期、大学の学生運動や週刊誌記者をしていた出版社時代、宮崎駿・高畑勲との出会いからスタジオジブリの立ち上げまでを詳細に語っている。

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幽霊塔

江戸川乱歩

岩波書店 2015-06

幽霊塔

江戸川乱歩

岩波書店 2015-06

2015年5月よりジブリ美術館で企画展示された江戸川乱歩の「幽霊塔」原作を、そのときパネルに描かれた宮崎駿の解説画とともに再刊したもの。60年前に貸本屋で見つけて読みふけったこの歯車とロマンスの小説の記憶から、「カリオストロの城」が生まれたそう。この乱歩の作品は明治の新聞作家・黒田涙香の原作があり、さらにルーツはイギリスの女流作家まで辿れるという、成り立ち自体も独特。

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方丈記私記

堀田 善衛

筑摩書房 1988-09

方丈記私記

堀田 善衛

筑摩書房 1988-09

宮崎駿が好きな作家として上げるのが、堀田善衛。この本は、東京大空襲の焼け跡の景色を導入に、12世紀戦乱の京都を散文に記した鴨長明について論じたもの。「方丈記」に現れる荒涼とした都の景色と朝廷の混乱が、敗戦の東京に重ねられている。この本を原作に映画を撮る構想もあったという。

日テレ「冬もジブリ」特集は、15日金曜が「天空の城ラピュタ」、翌週22日が「魔女の宅急便」です。映画と合わせてお楽しみください!