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お酒×写真集を組み合わせると 「写真集飲み会」

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原宿VACANTで2回、そして関西へ

「好きな写真集を持ち寄っておいしいお酒を飲めたら、それだけでもう楽しいじゃない」とは主催のひとりflotsambooks小林さんの言葉。写真集飲み会というちょっとへんてこな名前のブックフェアの第3回が5月14日、15日に大阪で開催されました。

写真集飲み会は、写真集レーベルroshin booksの斉藤さんとオンラインのアートブック書店flotsambooksの小林さんのふたりが主催。もともと、ふたりを中心に写真集好きがそれぞれの写真集を持ち寄って回し読みしながら飲むという小さな集まりでした。

なかなか手に取れない本が見られる、深い写真の話ができる、でも飲み会気分でラフに参加できるとあってだんだんその規模は大きくなっていき、イベントにする運びに。出版社や書店、ギャラリーなどが参加する形式で、今までに東京原宿のVACANTで2度ほど開催し、計4日間で1500人を動員するブックフェアになりました。

お酒と写真集にはとことんこだわる

今回の開催では来場者から「大阪でこのような写真という括りで本が一堂に会する機会はあまりなかった」という声が多くあったそうです。青幻舎、赤々舎、マッチアンドカンパニーなど全国区の出版社から、ハモニカ古書店、LVDB BOOKS、The Third Gallery Aya、沢田マンションギャラリー、など大阪ならではの書店やギャラリーも。

全部で45ブース、いつも店舗には出していない本を出していたり、通常価格より安くした特価本が多くあったり、中には印刷所からそのまま運んで来ましたという写真家山谷佑介さんの「CONTACT HIGH ZINE」まで。

そして、飲み会なのでもちろんお酒にもこだわりが。大阪市の日本酒専門店「山中酒の店」、ワインとコーヒーのお店「TAKAMURA」に、箕面市のクラフトビール「箕面ビール」といった大阪の有名店が出店。1皿500円のその場で切り出した生ハムやベトナム風サンドイッチと一緒にお酒もすすみます。

また、今回はギャラリーも併設された会場で、愛犬と朝食を定点観測した写真集「パンといっぴき」料理研究家・桑原奈津子さんの展示もあり、こちらもほっこり美味しそう。

リラックスした中での出会い

なぜ「飲み会」なのか、そこにはシンプルなようでいてたしかな理由がありました。写真集というと「高い」「買うには勇気がいる」「知識がないから分からない」などという方も少なくないとのこと。街の書店に並ぶ本たちよりも一段敷居が高く見えているようです。そこをより間口を広げ、たくさんの写真集と人との出会いを作りたいと考え、できることからはじめたのが主催のふたり。

ふたりともお酒好きということもあって、お酒が入れば普段聞きにくいことも聞ける、長い時間ゆっくり過ごしてもらえる、あわよくば、お財布の紐もゆるむかもしれないというのが写真集「飲み会」のちょっとした狙いと教えてくれました。

当日の会場はお酒を片手に写真集についてブースのスタッフと談笑する方が多く、実際に会う機会が少ない出版社の編集の方やオンラインのみの書店の店主との初対面、写真家のサイン会など、リラックスした雰囲気の中で嬉しい出会いがたくさんうまれていたようでした。実際に、今回の大阪開催は800人を超える来場があり、出店された出版社、書店も「写真集のマーケットとして大阪はまだまだ可能性がある」と手応えを掴んだ会だったそうです。

次回は、再び東京に戻って12月頃開催の予定とのこと。写真集がはじめての方も、そうでない方も、1杯飲みに行く気分で参加してみてもおもしろいかもしれません。

写真集飲み会

居酒屋のテーブルから始まった飲み会が、会を重ねてブックフェアへ。40を超える写真集出版社、書店、そしてこだわりの飲食店ブースが一同に会する、日本最大の写真集フェア。

原宿のVACANTで2回、この5月に大阪ドゥラポで開催。次回は12月ごろを予定とのこと。

pnd.tokyo