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アートブックの祭典 東京アートブックフェア(TABF)2016

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9月の連休の日曜、東京アートブックフェア(TABF)2016に行ってきました。普段は教室として使われている京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパスのフロアに、アートブックや写真集、ZINE、イラストレーション、印刷や書店など、300を超えるブースが並びます。外苑の緑の森を向こうに、様々なデザインの表紙が鮮やかです。

休みの日ということで、子どもを連れて散歩する家族の姿もありました。校舎の前には屋台のフードコートがあり、デリやサンドイッチ、コーヒーやビールを買って休憩できます。展示の後は秋の外苑をひと回りできるという、レンタル自転車のサービスも。

歩いていて気がついたのは、外国人の多さです。海外の出版社やアーティストのブースも数多くあり、外国人のお客さんも自然な感じで歩いています。運営側も海外の出版社との取り組みに力を入れていて、今年はブラジルの出版社が「ゲストカントリー」としてフィーチャーされていた他、アート出版で名高いドイツのSteidl社とのアワード「Steidl Book Awarad Japan」も実施。これは選ばれた本がSteidl社の協力のもと実際に出版されるというものです。

イベントの中心となるブースは、10の部屋に分かれ各20-40程並び、通路は非常に賑わっていました。活気があるという噂は聞いていたのですが、実際に会場の空気に触れると新鮮です。普段、書店では奥の方に静かに並んでいるアートブックが、ここでは地方や国も異なるそれぞれの作り手たちや、市場のような買い手とのやり取りで、お祭りの出店と個展ギャラリーを合わせたような雰囲気になっています。眺めているだけでも面白いし、気に入ったものはその場で作り手から買うこともできます。

ビジュアルで伝わり、子供連れも外国の人も同じものを楽しめるというのは、アートブックならではの特徴と言えそうです。先日TABFのディレクターを務める中島佑介さんに話を伺ったとき、アートブックの親しみやすさについて話されていましたが、まさにそんな魅力が現れていたブックフェアでした。

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016

http://tokyoartbookfair.com

9月16日(金)から19日(月・祝)

東京都港区北青山1-7-15 京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス