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ジヴェルニーの食卓

ジヴェルニーの食卓 原田マハ

印象派の画家4人を題材にした作品です。 「うつくしい墓」では晩年のマティスのもとで働いた女性を、「エトワール」ではドガと14歳の少女との関係性を、「タンギー爺さん」ではセザンヌと画材商のことを、「ジヴェルニーの食卓」では晩年のモネとその娘のことを題材にしています。 全て女性の目線から語られていて、全体的に優しい雰囲気の作品になっていました。しかし、題材は印象派の画家たちなので、内容は「波乱万丈」がピッタリなんじゃないかなと思えるものでした。 私は特に「ジヴェルニーの食卓」が好きで、モネが睡蓮の連作に悩む姿や、家族を大事にする姿勢、また太陽の下で伸び伸びと絵を描くこと…その全てが魅力的でした。多分、モネの絵がもともと好きだったというのも1つの要因ではあると思いますが。 美術史に疎い私には、どこまでが史実でどこからが想像かは曖昧なのですが、さすが本物のキュレーターさんですね…美術への愛が深いということは感じ取れました。印象派の画家たちの絵を、ここまで言葉巧みに表現できる作家さんはなかなかいらっしゃらないと思います。 楽園のカンヴァスとふせて、美術に気軽に触れられる作品になっていると思います。 美術史に興味がない方にも、是非読んでほしいです。

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さくら

さくら 西加奈子

本が読みたいと本屋に行って買った本 家族内に悲劇と喜劇は起きる。いつも家族と共に過ごしてきた『さくら』は居るだけで問題を解決してくれて居たんだと思う。それは言葉での意思疎通が出来ない動物のコミュニケーションだからだろうか。 動物はすごいチカラを持っている

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幻宮は漠野に誘う 金椛国春秋

幻宮は漠野に誘う 金椛国春秋 篠原悠希

新章スタート。長旅したり、女になったり男になったりの遊圭。新しい仲間が増えたりしたり。 遊圭が成長しているのはもちろん、玄月が少し変わって来ているのを感じる回でもあります。 他国の王室に輿入れした麗華が、なんだか逞しくなりました。あの麗華が、こんなことを!と嬉しくなりました。

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 ダン・アリエリー

面白い! 人間は合理的ではなく、不合理に行動する。そうだと思えることばかり。 これから、AIが普及するとAIは合理的な判断をするのか、不合理な判断をするのか。 もし、合理的な判断をするなら、人間との関わりが良い関係になると思う。人間と同じ不合理に判断すると、人間がより優れていく。 なんとなくそう思う。

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やってはいけないランニング

やってはいけないランニング 鈴木清和

普通のランニング本とは一味違う一冊。自分に合ったフォーム、練習が大事という主張で、大きく3つのタイプに分けてランニングの練習法を解説してくれます。とても良いランニング本だと思います。自己評価90点。

消えた21億円を追え ロッキード事件 40年目のスクープ

消えた21億円を追え ロッキード事件 40年目のスクープ NHKスペシャル取材班

ロッキード事件が毎日報道されてたのは覚えてるんだけどいったいどういう事件だっのかちゃんと覚えてないな、ということで手にとってみた。当時はまだ子供だったのでロッキードが飛行機を売るために田中角栄に賄賂を渡した話、というくらいの認識だったのだけど…その後、アメリカの陰謀とかいろんな説があったのは知ってるのだけどそもそもなんだったのかな、と思って。この本はNHKのテレビ番組を作る過程の覚書みたいな作りなのでコンパクトで分かりやすかった。結論としてはロッキードが全日空に旅客機を売り込むために政治家に献金した、ということで事件を畳んでしまったのだけど、実際は軍用機の売込みが本当の問題点、ということが分かる。軍事に関わることなのでアメリカも日本でも証拠が集めきれずまたあまり表沙汰にすると安全保障上もまずい、ということで無理矢理畳まれた事件だということが分かった。いくら仕事とはいえ政治家にわけのわからない金を包んだりとかそういう世界と無縁でほんとに良かったな、と思いました。 面白かった。

間違う力

間違う力 高野秀行

エンタメノンフ作家はいかにして出来上がったのか。面白いです。

岡崎に捧ぐ 1

岡崎に捧ぐ 1 山本さほ

子どもの頃の思い出が蘇ってくる本。小さな頃は毎日のようにワクワクできていた。なんでそんなにワクワク出来たのか。この本を読んで、ワクワクできるような物や環境が身の回りにしっかりと揃っていたからなんだなと、気づく事が出来た。 家族に感謝しないとなとか、友達、兄弟とあの頃みたいにふざけてみたいなとか、いろんな気持ちが沸き上がってくる。 僕らの時代のスタンダードを是非違う世代の人たちにも知ってもらいたい。

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無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 勝間和代

出版された当時はブームを起こしたらしい。 企業経営的な改善方式とか、効果測定などの方程式を、個人の時間活用に応用した内容が画期的だったんだろう。 「脱毛は時間の投資効率が良い」とか、 「毎回ビューラーでまつ毛を上げる手間よりもまつ毛パーマをすすめる」とか、 行動する内容は女性らしい。 でも、発想は「流石はコンサルタント」というか当時の常識なら「男のビジネスマンが書きそうな内容」だったので、そのギャップが読者に受けたのかも。 「時間を投資する」という観点は、スケジュールをせせこましく使うことを勧める平凡な「時間節約」に比べたら、それこそ10倍は価値がある。

AX アックス

AX アックス 伊坂幸太郎

凄腕の殺し屋「兜」は、恐妻家だった。家族を愛する兜は、殺し屋から足を洗いたいと思い始め、遂に覚悟を決める・・・という話。 一つ目のエピソードを読み終わったときは、正直それほどでもないなと。でもラストのエピソードを読み終えると、その評価は一変。 殺し屋の話だが、メインテーマは家族愛。特に最高なのが、ラスト数ページ。妻に対して怯えてばかりだと思ってた兜の心の奥底にある、感謝や愛情。それが明らかになって、心から感動。良い話だった。

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失敗だらけの人類史 英雄たちの残念な決断

失敗だらけの人類史 英雄たちの残念な決断 ステファン・ウェイア

タイトルに惹かれて手にとってみた。世界史における残念な決断とか行動の歴史で一つのエピソードが図版入りで3から5ページにまとめられている。中にはこれが失敗?という感じのものもあるけどもだいたいが興味深い話。ただずっと通しで読むと断罪ぶりが鼻につくところがありちょっとしんどいかな、という気もした。なんとなく意識高い系な場所の待合室とかにあるとちょうどいいかな、という感じがした。面白かったけれども。

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