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海岸列車 (下) 宮本輝

するすると下巻。 全ての関係性が、境遇が、繋がっていく。 砂漠に咲くきれいな花々をいつか見てみたい。

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光 三浦しをん

人の残酷な部分や醜い部分をなんだか冷静に描いてるように感じた。 残酷行為をしているその本人がそれを俯瞰しているような感覚を感じる。 家族や、愛や、お金、綺麗事にはしていない話。 なぜタイトルが光なのか。 私には最後もあまり光は見えなかった。 出来事がすべて衝撃的なのに、どこかとてもリアルに描かれている。

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家族無計画 紫原明子

タイトルそのまんま、本当に無計画な半生だったんだなという驚きが一番。 引きこもりの夫(家入一真さん)と結婚したのが18歳。すぐに妊娠して、夫は起業→譲渡で億単位のお金が入ってきて…と、絵に描いたようなITバブルに乗ったわけですが、突然お金持ちになってもお金の有効な使い方なんてわからないもんですよね。持ったことないけど。 お金から学んだこと、特に、働いたことがないママが独り立ちすることのサバイバル感がすごく伝わってきました。

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MM 市川拓司

15歳のモモが 喋ったこともないクラスメイトのジロに 自分の伝記を書いてくれるように頼む話 まだ幼さの残る2人の恋は 2人にとってかけがえのない時間であり たった15歳で親の秘密や会社の不正を知って 重荷を背負ってしまったモモや 父親の借金が原因で 母親と逃げ回る生活をしているジロの 心の拠り所になっているのだと思う いつかきっと再会できることを願うばかりです

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追想の探偵 月村了衛

月村さんの作品は数冊読みましたが、銃の登場しない作品も面白いなあと。 やや映像的な文章の構成も楽しい。

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ヨコハマメリー:かつて白化粧の老娼婦がいた 中村高寛

30代以上の横浜市民であればおそらく記憶に残っているであろう白塗りの老娼婦メリーさん。彼女を題材とした傑作ドキュメンタリー映画「ヨコハマメリー」から10年を経て監督である中村高寛が書籍化。映画からは窺い知ることのできなかった製作中の自問自答悪戦苦闘の日々、公開当時はいまいちその必然性が解らなかったかったもう一人の主役というべきゲイのシャンソン歌手「元次郎」の存在など書籍化によって腑に落ちることも多かった。 メリーさんが姿を消した1995年前後は横浜の町が大きく変容していく時期でもあった。 1989年横浜ベイブリッジ開通 1993年横浜ランドマークタワー開業 1996年クイーンズスクエア開業 2002年赤レンガ倉庫再整備 一連の流れによって良くも悪くもどこか薄暗い横浜から イメージとして明るく洒落た横浜へ移り変わっていった。 最近TVKで再放送が始まった「あぶない刑事」1986年放映 の荒れた港湾部や小汚い町並みが漂泊される前の最後の横浜の姿を映している。

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紅霞後宮物語 第零幕 二、運命の胎動 雪村花菜

小玉と文林の出会い編。 初見で「こいつと絶対気が合わない」と直感した二人が、最後の方では文林の気持ちが変わってるところが読ませどころ。 文林はやっぱり文林だし、小玉はやっぱり小玉で、きっとこの後の巻ではお互いを補い合う関係になるんだろうな、と思うと次もとても楽しみ。

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黒猫の回帰あるいは千夜航路 森晶麿

第1期の最終巻は、前回のゴロンゴロンを上回るゴロンゴロン巻で甘々のパフェーのよう。 最後の方まで読んで「ええ?!あ、やっぱりそうだったの?!」ともう一度読み返してしまう。 黒猫がちょこっと怒ったかな?というバーのシーンがとても好きなのは、珍しく感情の起伏を感じられたからかもしれない。 今回のおまけも特典も甘々でゴロンゴロンゴロンです。小さい頃の黒猫が語る恋愛観を読んで、これはもう最初から全部読み返して、黒猫の気持ちを想像してニヤニヤニマニマ楽しんでくれたまえ、という作者様からのお誘いなのでは?!と思いました。 特典はもうすでに5回は読んでますね。 くれぐれも特典から読むという愚をおかさぬよう…

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海岸列車 (上) 宮本輝

私が生まれた時代に書かれた小説。 誰をあてにして生きていくのか、何を糧に生きていくのか。 するすると読み進め、下巻に。

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バッタを倒しにアフリカへ 前野ウルド浩太郎

何が何でも研究がしたいという想いだけで生きている印象。でも現代において、それがすごく大切な生き方だと切に思う。いいなあ、自分もやりたいなあ、でもお金ないから、時間がないから、家族がいるから…そんな無数の言い訳だらけの人生を歩んでいる人が山のようにいて、本当はやりたいことがあるけど出来ないのは自分のせいではないと言う。でもそれって違うよね。本気の夢を本気で掴むってこういうことっていうのが、この本には書かれている。

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月の満ち欠け 佐藤正午

生まれ変わりは誰のためなのか? 遺された人にとってはかえって残酷なものかもしれない。 どんな不幸も引きずることなく一旦断ち切る、死は、あるいは優しいのかもしれない。

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波よ聞いてくれ(4) 沙村広明

相変わらずの画力と、凄まじい会話のグルーヴ感。酔った女の説教で1話持たせるのはこの漫画くらいであろう。私もどうしようもなく他愛のない人間なので、ミナレの破天荒さはあまりにも眩しい。「これはちょっと…ならないですよねぇ…聞き捨てが」

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美しいものを 暮しの手帖編集部

なにげない線をつないでいくと、日常の風景が浮かび上がる。そんな挿絵がたくさん。名編集者の目に見えていたのはこんな世界だったのかしらん。幾何学模様のような、ゼンダングルのようなさりげないモチーフは真似して描いてみたくなる。 美しさと平和と暮しへの確固たる信念があるからこそ生まれてきた言葉が、ひとつひとつ沁みてきます。

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半農半Xという生き方 塩見直紀

農的な暮らしを実践しながら大好きな天職を追求する生き方。出版自体は少し前ですが、その後の広がりもある種納得出来るのは、言い得て妙だったということでしょうか?迷走する中での一つの光明足り得る書。

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代償 伊岡瞬

一冊で三度楽しめた。 第1部では嫌ミス。 主人公の少年時代。彼はある親子との出会いによりこれでもかという不幸のドン底に落とされる。 第2部ではリーガルミステリー。 複雑に絡み合った謎解きを弁護士になった主人公とその親友が解き明かしていく。 そしてこの一冊を通して、主人公が立ち向かう根っからの悪人に対してどう「代償」を払わせるのか?という結末。 読書の秋にふさわしい一冊だ。

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完本 麿赤兒自伝 - 憂き世 戯れて候ふ 麿赤兒

二十歳の頃の唐十郎との劇的な出会い。魂の赴くままに生きる人同士の化学反応。 ビリビリ痺れるようなエネルギーが伝わってきました。 そういえば、60年代には本の万引きが流行っていたとのこと。色気とフェロモンを出す本が多く出ていた、と麿さん。そういう本を作っていた人たちの恍惚感を想うと、素直に羨ましい。 新しいものを、新しいしかけを、生み出せたらなあ。 麿さんは今日も新しい踊りを踊っている。AIには予測できない踊りを。 突き抜けよう!

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ヨーロッパたびごはん ながらりょうこ

絵が綺麗で美味しそうだったので、思わず購入笑 実際背景の絵が綺麗でそれぞれの国のご飯も美味しそうでした。 著者は旦那さんと一緒にドイツで暮らしています。お二人でちょこちょこ旅に出ているようで、そこで出会った美味しいご飯を紹介してくれるコミックエッセイです。 コミックエッセイって特別なシーンでしか手の込んだ背景とかあまりないイメージなのですが、この本は全ページ細かなところまで描き込まれていたように思います。人によって好みは分かれそうですが、私はこういう作風が結構好きなので、楽しんで読めました。あと何より、ご飯を美味しそうにかけるこの画力も素敵だと思う! お店自体は有名なところではなく、市場や地元に根付いたお店がよく出てくるのですが、それもまた旅の醍醐味だとと思うので、ヨーロッパへ旅行に行く方は是非一度読んで見てください(^^)

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