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罪人が祈るとき

罪人が祈るとき 小林由香

本を閉じてしばらく泣きました。 なんの涙なのか、感動なのか、悔しさなのか、憤りなのか。どうしようもない涙が溢れました。 誰かにとって善くすることは、半強制的に誰かにとって悪にならなければいけないことと同じなのかもしれない。なにが「善」でなにが「悪」なのか。 誰かを想いその人の為を想う気持ちは、本当にその人にとって良いことなのか、それとも悪いことになってしまうのか。誰もその答えは分からなくて、それでも自分で選択しながら生きてる。全てにとって「善」を選択することはきっと難しいだろう。 だからこそ、人を想う気持ちは美しいと思う。 ただこの本は美しさばかりを書いている訳では無く、「いじめ」や「復讐」の恐ろしさと残酷さが伝わってきます。恨みや憎しみ、そこから連なる不幸。読んでいて、読者でありながら自分の無力さに悔しさが湧いてくるほどでした。 もし自分が、大切な誰かを奪われたら? もし自分が、同じ立場だったら? どんな気持ちになるか私はわかりません。 でも、私の中の「善」を大切に未来を選択したい。

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記憶の川で

記憶の川で 塔和子

自分のこころの深いところに触れてほしくない。 きずつけられ。きずつけてきた。 だから、さわらないでという。 さわられ、昇華し、溢れてしまう命。 そうして、終焉。 いとしく、あいさねば、いられない生命。 塔和子が、生のままで、押し寄せてくる!

声のお仕事

声のお仕事 川端裕人

トウのたった新人声優が奮闘する物語。はたして声の世界で生きていけるのか?! やさしい文調なのに時々難しい単語が出てくる。けれど、わりとするっとお話に入れた。

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多動力

多動力 堀江貴文

最初に活字で読んだ時は反感しか無かったが、 ナレーターが本文を読み上げてくれる、オーディブル版というのがあって、こちらで聞いてみたらすんなりココロに入ってきた(笑) ホリエモンバイアス凄い。 本人キャラへの好悪は、とりあえず置いておいて、客観的な視点で読むことが大切。

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九時の月

九時の月 デボラ・エリス

80年代のイランで惹かれ合う少女たちの話。ふたりの少女の鮮烈な思いに引き込まれ、あっという間に最後まで読んで、しばらく動けなかった。実在のモデルがいるということをできれば信じたくない。

みかづき

みかづき 森絵都

大河ドラマみたいな作品。 戦後から現代までの教育業界が流れるように書かれている。

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赤い風

赤い風 梶よう子

武士も農民も、それぞれの立場で命を張って新しい土地を開拓した。 百姓の正蔵と武士の曾根啓太郎との殴り合いは、開拓地で血と汗を流しあった者同士の暖かいものを感じた。 悪人に描かかれる事の多い「柳沢吉保」のお国の話であるが、やはり賢い人であったのだ。

愛なき世界

愛なき世界 三浦しをん

「草食系恋愛小説の名手三浦しをん光臨」と帯に書かれていましたが、草食系は草食系ですが、草食系違いでした。笑 でも、藤丸君の片思いは実って欲しくてーー。 研究する人達、不思議な事を追求する人達の情熱に私達の生活は支えられ、社会が進歩していくのだと思いました。 植物研究の難しい言葉も多く出てきますが、藤丸君と一緒に学べるので心配は要りません。少しずつ距離感が縮まるように、本の中に入っていけます。 藤丸君は読者と同じ目線で、愛しい変わり者研究者達と関わります。しかし!藤丸君は、只者ではありませんでした。藤丸君素敵だ。

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彼女が好きなものはホモであって僕ではない

彼女が好きなものはホモであって僕ではない 浅原ナオト

一気に読んでしまった。 理想の自分と現実の自分を差があればあるほど苦しむ。 頭で考えるよりも素直な体の反応を受け入れればいい。 頭で考えるよりも相手と向き合って話をすればいい。 カテゴリー分けするのは楽で簡単だ。 そこから得られる情報よりももっと大切なことをシンプルに向き合い受け止めたい。

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読んでいない本について堂々と語る方法

読んでいない本について堂々と語る方法 ピエール・バイヤール

読書の最終到達点は「自分自身」であるという。 しかし、そのためには読書を経由しなければならないというパラドックスに陥る。 だから、オスカー・ワイルド曰くの「批評する本は読まない」はあながち冗談ではない。彼はこのパラドックスに気が付いていたのだ。 優れた批評とは突き詰めれば自分自身についての物語である。 完全な読書などあり得ないのだと気付かせてくれた。教養もまた然り。斜め読み、飛ばし読み上等である。

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ネコの手も貸したい〜及川眠子流作詞術

ネコの手も貸したい〜及川眠子流作詞術 及川眠子

0079 2018/11/21読了 面白かった…! 作詞はしたことないけど、してみたくなった。 作詞に限らず、表現や創作している人には通じるものがある。 仕事に対する考え方とかも勉強になる。

産声のない天使たち

産声のない天使たち 深澤友紀

いま自分が当たり前に生きている奇跡、産んでくれた両親への感謝を思い出させてくれました。 世の中には深い悲しみを抱きながら生活している人がいることを忘れてはいけないと思いました。

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人類滅亡小説

人類滅亡小説 山田宗樹

人類が破滅に向かう時代から、深刻な時代になるまで、何世代かの時を経て描かれている。 まさか、こんな災難が地球に降りかかることを、私達は信じるでしょうか。 政府が動き出し、注意勧告の中の生活となっても、それが日常化してしまう。昨今の地震の情報と相まって、ゾクリとしました。 社会が災難と共に、少しずつ崩れていき、希望や落胆に疲れ切ってしまう。リアルな社会の崩壊です。 しかし、どんな時代になっても、生きる意味を考え続ける。人類って凄い。そして、残念ながらエゴイストの面もある。 「人類滅亡小説」とは、変わった題名だと思いながら読み進めました。是非完読後かみしめてください。 二段だけど、気にならないです。上下巻じゃなくて、よかったかもしれない。

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「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済

「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済 小川さやか

私たちは学校、就職、老後、、、将来の不安を払拭するために毎日身を粉にして生きている。明日のために今日を犠牲にしている。だがこれは特殊な時間的世界の産物に過ぎず、それとは別の世界がある。アマゾン奥地の狩猟民ピダハンは「いま」にしか関心を示さない。過去未来を表す時制をほぼ持たず直線的な時間軸はない。ピダハンは貯蓄せず、その日暮らしという1日完結型の生き方をしている。私たちとは異なる豊かさに気づける作品。学術論文みたいな文章でスーッと理解できなかったところが多々あったけど著者のフィールド調査が濃くて740円はお得に感じた。

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北欧とコーヒー

北欧とコーヒー 萩原健太郎

2018/11/20読了 冒頭のムーミンの物語の中からコーヒーにまつわるエピソードを抜き出しているところを読んで、どんな時でも当たり前のようにコーヒーを飲む時間が、家族や友人との憩いの場としてあるんだなぁと思った。仕事中でもお茶の時間があってコミュニケーションを取れるとか素敵だ。飲み会より断然いいなぁ。 アラビアやグスタフスベリなど、北欧の有名ブランドのコーヒーカップも色々収録されていて、見ているだけでもかなり楽しめます。

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