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他人の目を気にして、びくびくと生きている百合は、単純なミスがきっかけで会社をやめてしまう。発作的に旅立った離島のホテルで出会ったのはノーデリカシーなバーテ... 続き

コメント

あるところは私で、あるところは私に限りなく近かった。捻くれていて、天邪鬼で、めんどうな私だけど、いつかこうやって救われる日が来るといい。そんな風に思わせてくれる西さんは、近くて、偉大だ。

”自分で不幸になれるんやったら、自分でも幸せになれるんだ。”(巻末対談)

みんなそれぞれ過去や弱さを持ってるし葛藤し続けないといけない。自分からは逃げられないし、終わりはない。だからこそ、解決、というラストではなく、少しだけわかったという感じが、すごく心地いい。

主人公は言いようのない感情に苦しむ。それを読む私は、そんな感情は誰もが持つものなんだと少し安心する。でもやっぱり苦しい。

霧が晴れるきっかけは、おもいがけない瞬間だったりして、最後は一緒に救われた気がした。

主人公に自己投影と同族嫌悪しちゃって前半は重かった。読み進めるうちに軽くなって、最後はとても安心した。所々に線を引きたい一文が差し込まれてる。本当、この方の本は私のバイブルだ。

なんとなく手に取った本だったけれど、出会えてよかった。
読み終えた後、心の荷が降りた気がした。

「人の目」を気にする必要があるのか。
私は
「人の目を気にするのと"同じ目"で私も人を見ている」
って思うようになってから、
あんまり深く思い煩うことは無くなった。でも、やっぱりたまに苦しくなる。
また、苦しくなったら、もう一度読んで坂崎とマティアスに癒されよう。

ただそのままそこにあって美しくいることが、いかに尊いことか思い知らされる。
自分の信じるままに美しく生きたい。

誰もが羨むようなの男の人を連れて歩くことやとても美しい高い靴を履くこと、ナメられないように、社会にうまく馴染めるように、誰かを下に見たりしてしまうこと。
真っ直ぐに自分を貫いていたり、びっくりするくらい自由に生きている人を見ると、つい意地悪な気持ちになるのもとてもわかってしまう。
そんな自分がいやだ と思って、変わっていくそのスピード感と優しさがとても良かった一冊です。
人生は、私が思うほど悪意には満ちていない、難しいものではないのではないか。という文が、世界の優しさを必要としている人たちの心にそっと届きますように。

自意識やコンプレックスに押し潰されそうな主人公の語りに、うーお腹いっぱいっと言いたくなるくらい、序盤は読んでいて苦しくなります。
しかし最後まで読むと、自分が思うよりも世界は優しく美しいのかもしれないと感じられる作品です。

きっと、誰でも一度は思い悩んだことがあるはず、というテーマで読めば読むほど共感できて一気に読みきりました。自分にとっての"うつくしさ"はどこにあるのか?その基準に縛られてることに気づかされるような本でした。

「この文章を書く人、すごい…!」というのが第一印象。読んでる途中で西加奈子さんの他の作品を探しました。

自分も妹だからか、姉と重ねてしまう心境に深く共感。うつくしい人と自分を重ねると自分は醜いとへこみ、そうでもない人と自分を重ねるとなんてひどいことを考えるんだとへこむ。余計なことを気にかけて空回りし、余計なことを考えなくてもいい、あるいは考えていなさそうな人を見ると安心する。そして、あなたと私は違うと、安堵とも落胆ともとれる感情が湧き出る。

よくあることだ。よくあることだけど、それをここまで高解像度で表現できるなんて。あー、なんてすごい作家さんだろう。

何かを置いていける場所。
かたちあるモノでも、心の奥底にある得体の知れない感情でも
「ここに置いてっちゃいなよ」
そういう気楽さが人を救うんだなぁ。

関西弁の登場しない西さんの本は新鮮。

西さんがすごく悩んでいたときに書いたものとのこと。
どうりで主人公の苦悩がひしひしと伝わってくるわけだ。

他者から見られる自分ばかり意識して、本当の自分が何なのかわからなくなってしまうっていう気持ち、とっても分かる。
主人公が旅先で出会った人たちのおかげで自分の内側に気づきを得て、気持ちが軽くなってゆく様子は読んでいて心地よかった。

ひとはやっぱりひとと関わってゆくからこそ成長していくんだな。

2017.10.26
自分探しの旅なのか、自分忘れの旅なのか、いずれにせよ自意識過剰な人間には、ぶっきらぼうな人間に目覚めさせられるんかな。

私は誰かの美しい人だ。私が誰かを、美しいと思っている限り。

作者の葛藤と苦悩がそのままに書き込まれた、解けない苦しさの残る物語。

汚れた世間の頼りない足下で必死に生きるひと、
うつくしい世界の中に独り哀しく生きる人、
それぞれが持っている苦しさの澱は確実に、日々、厚みを増す。

掻き出したい、流し出さなきゃと、すがる思いで出る旅を、人生の一シーンとして、過程として、描いてる。

過程それ自体のうつくしさを慈しんで生きていきたいと思った。

西さんの言葉、ほんとにやさしい。

悩んでいるのはあなただけじゃないんだよ、と語りかけてくれているようでした。
ギューっと苦しく重たい前半から ゆっくりゆっくり前に進んでいく感じがとても良かったです。
心が疲れてしまった時に読み返したいなぁと思う本です。

自分が何か分からなくなったときに読むのをお勧めします

私は就活始まる頃に読み、救われました

まるで自分のことのようで、最初は読んでてしんどかったー。
でも、だからこそ、最後は自分も救われました。

2018年160冊目。

読者

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西加奈子の本

こうふく あかの

こうふく あかの

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hito.N

西加奈子さんはいつもあとがきがとっても良いと思う。自然で。あとがきを読んで初めてこうふく みどりのがあると知った。プロレスが好きではないが、読み進めることをやめられない。みどりの存在を知ったら読みたくて仕方ない。物語の内容云々より、読んで消化したい衝動に駆られる。

26日前

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広告批判してたけど、今は広告作っ…

ほぼ同い年。大学院に行ったところまで境遇が同じですごく親近感。自分の人生を振り返るようだった。そして、私は世界で起こっていることにはほぼ興味を持たず生きてきてしまったことを恥ずかしく思った。 西加奈子、やっぱり面白い。すごくすごくすごく力強い。作家として意識的で力強い。すごいなぁー。

10か月前

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まにまに

まにまに

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山奥

花屋から転職 書店員見習い中

なんで今まで読んでなかったんだ! と後悔するほどの面白さ ほんとそうだよねーと勝手に意気投合してしまう 「本のこと」で紹介されている本も気になっていたものばかり 大満足の一冊です

約1年前

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