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その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れて... 続き

コメント

秩序正しく生きる彼らが、まっすぐに生きていけることにただただ安堵。
地震のあったあの頃、私達日本人はお互いの存在をとても大切にしていた。今、それを忘れてはいけない。

感想を述べるに足る言葉が見つからない。面白かったんだけどな。

僕は画家ですから顔がなくても肖像画くらい書けますよ!
記憶に障害がある人(達)の回想録。
カフカ以降読んでなかったので久しぶりの村上春樹だったが、巻き込まれ型の主人公像が少し変わり、主体性みたいな何かが描かれていた。あと一人称の私、これは翻訳がしやすそう。僕はモテないと言いながらモテまくるのは相変わらず。

目に見えるものが現実だ──

謎の男免色、不安定な少女まりえ、そして「騎士団長」。「リンボ」とも言える9ヵ月の間に肖像画家の「私」が出会った人々と「私」の物語。

ここ数年の村上作品の中では1番面白かった。純粋に。初期の村上作品を彷彿とさせる作品だった。

まさかこの先があるとは...。

いつもの事ながら、読み終わってもスッキリ‼️はしない。でも、このややこしい感じが好きなので、村上春樹は出たらついつい買ってしまう。

苦手意識があって20年ぶりくらいに読んだ村上作品。
相変わらず言い回しとかくどくて苦手だと思う部分はあるけれど思っていたより読みやすかったです。
内容的にはファンタジーで不思議な感性の登場人物たちは現実的ではなくこれがこの方の描く世界かと再認識しました。

「君はそれを信じた方がいい」

暗く深いところに潜る、壁を抜ける、川を渡る、山を越える、つまりこちら側からあちら側にいく。

初めて村上春樹読んだ。3月11日に36歳の俺がこの本をたまたま読み終えた。たまたまね。

友人の父の家で過ごした数ヶ月の間に経験した出来事は 幻のような現実で 騎士団長や顔ながの存在は 主人公とまりえちゃんにしかわからない秘密事だからこそ まりえちゃんを救えるのは主人公だけだったから 助けられて良かった
と言いつつも 助けた感はないような…

あまり引き込まれず 読み終わるのに時間がかかってしまった

悪いことにも良い面がありますと二重メタファーっていうメタファー…

あってるかなー?

細かい感想たくさんあって書ききれない

ネタバレ!

最後の免色さんが助けるシーンしかり、最近読んだエンデの果てしない物語思い出したな〜

なんとかかんとかワンダーランドらへん読んだことないから読んでみよ〜

読了

僕はまた裏切られたのだろうか。

といっても、僕はハルキストではない。これは前にも言ったと思う。それを聞いて君は残念に感じるかもしれないし、何も感じないかもしれない。でも今気にするべきはそれじゃないんだ。

さて。

第二部の前半は村上春樹の物語に浸っている実感があった。

喪失感を抱いた主人公、ミステリアスな登場人物、不思議な存在、幻想と現実の狭間、パスタ、ジャズ、CD嫌い。

これらは全てが村上春樹小説が村上春樹小説たらしめている記号でもあり、これらに存分浸ることができる。

しかし、中盤以降は現実原則に即した物語になってしまう。

そして最終的には何やらハッピーエンドっぽい感じになってしまう。

ハッピーエンドは暴力的であって、『騎士団長殺し』も忘却を含めた暴力的な帰結を見るように感じた。

この暴力的な帰結、ハッピーエンドは『1Q84』Book3と類似しているようでもある。

ここで、僕はまた裏切られたのではないか、と感じてしまう。

裏切られたと言ったけど、僕はハルキストではない。
僕がハルキストであることを否定すればするほど皆、君はハルキストだと言うんだ。どうしてなんだろう。よくわからないな。

バイ・ザ・ウェイ(by the way)

裏切られたと感じた反面、この『騎士団長殺し』はこれまでの村上春樹の主人公=「僕」のその後が描かれたのではないか、とも感じる。

謎の日本画家雨田具彦からは、これまでの村上春樹小説(『風の歌を聴け』から続く「僕」や『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の「私」といった「僕」たち)の影が見える。

世界を激変させうる出来事(本作ではナチス要人の暗殺)と個人の糧(本作では画家)がリンクし、喪失感と不思議な冒険と失望。

これが多くの村上春樹小説の「僕」たちだったし、雨田具彦からはこうした体験をした「僕」の影を感じる。

そして、これまで「僕」たちが解決できなかった諸々、羊男との対話や「記号士」との決着やらやみくろだのリトルピープルだのの処理だの残したことも多かったはずだ。

雨田具彦も同様、ウィーンの地で喪失感を感じ、イデアなる不思議な存在と接触し大冒険の末に帰国、イデアなのかやみくろなのかジョニーウォーカーさんなのかはわからないけど世界又は個人を破壊しうる存在を自宅裏の祠に封じ込めて残りの人生を歩んだのではないか。

思えば、第一部には雑木林の中でねじまき鳥を思わせる鳥が鳴く描写や、そもそも井戸と騎士団長の穴には親和性を感じるし、そもそも『どろぼうかささぎ』(ロッシーニ)と『ドン・ジョヴァンニ』(モーツァルト)はオペラという共通点もある。

こう考えると、そういった僕たちがやり残した諸々を偶然発見してしまった第二世代の僕が今回の主人公だったのではないか、などと感じるところもある。

何はともあれ、やっぱり村上春樹らしくないところもありつつこれまでの村上春樹らしさの影も感じられる物語だった。

でも僕はハルキストではないんだ。
やれやれ、いったいどうすれば僕がハルキストではないと信じてくれるんだろう。

また、読む必要があるな。

一部、二部と立て続けに読了。本は自らがまだ言語化出来ていない感情、意思、意見を代弁する時がある。文を読んで初めて自らの内を納得するのだが、村上春樹氏の小説は特にそれが多い気がする。今回もその例外ではない。独特の世界観、ねじれたストーリー、風変わりなユーモアに追記すべき優れた点であると思う。

ザ・ファンタジー。
空想的でありながら、現実的。
絶望でありながら、どこまでも希望のある人物像。

そっと静かに孤独を感じ、そっと静かに再生する。
その美しさが私は、好き。

これで完結したという感じがない。
主人公がイデアの騎士団長を殺し、「顔なが」が登場することによって、謎の地下世界を探検するシーンは良かった。
同じく失踪した秋川まりえと体験したことを共有することで主人公と免色が顔を合わせることはなくなり、妻とも元と同じく暮らすことになる。
これは、主人公が数ヶ月の間に体験した非日常の一部で、妻と暮らしてからそれもなくなり、一段落したのかなぁ。
ただ、真実を友人には言えなくて、その後の関係は大丈夫なのか、と思った。
主人公と免色は長くは付き合えないタイプなのかな。
エンターテイメントというには、その結末があっけなく、芸術的なストーリーだと思う。
第1部よりは無意味な性描写が減っていた。
村上春樹の著作は、自分とはあまり合わないかもしれない…。
食事を作るシーンや音楽を聴くシーンも多く、著者の趣味が多く出ていたと思う。

少し前の作品の雰囲気を感じつつ、読み終わったあとに今まで味わった事のないような気持ちになりました。

今までは物語に共感の様なものを受け取ってその空気に居心地の良さを感じていましたが、今作は作者に具体的に個人的に励まされた気持ちになり、不意を突かれたようでなんだか泣けてきました。

読者

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村上春樹の本

猫を棄てる 父親について語るとき

猫を棄てる 父親について語るとき

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みかんぼうや

電子書籍ラバー 記憶に残すために…

著者が自身の父について記憶と下調べをベースに回顧する。著者の父は青年期に戦争を経験し、実際に何度か徴兵、出兵した。戦争について多くを語らなかった父ではあったが、数少ない父からの情報や、在籍していた部隊の史実から想像される情報から父が戦争からどのように影響を受けただろうかを語る。 父にインタビューをしたわけでもなく、多くの情報はないが、著者の美しくスムーズな文章と少ない情報を徹底的に下調べした事実から、戦争の惨さや戦死しなかったとしてもいかに一塊の青年を傷つけただろうかが想像できる。 著者が後段で語る。"我々は、広大な大地に向けて降る膨大な数の雨粒の、名もなき一滴に過ぎない。固有ではあるけれど、交換可能な一滴だ。しかしその一滴の雨水には、一滴の雨水なりの思いがある。一滴の雨水の歴史があり、それを受け継いでいくという一滴の雨水の責務がある" 非常に短い本で、感動する小説でも笑えるエッセイでもないが、パパッと読んで、日本の歴史や、父子の関係、などについてぼんやり考える軽いおやつのような本。

21日前

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