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一九二二年に刊行されたヘッセ中期の傑作『シッダールタ』はインドの青年シッダールタ(釈迦と同名だが別人)が生の真理をもとめて修行し、世俗の中に生き、人生の最... 続き

コメント

'08・インドで読んだ本の一つ。

文庫版、シッダールタの翻訳者・高橋健二氏の訳の方が個人的に秀逸だと思う。

コンテクストの観点ではこちらの新訳が勝るとは思うが、細やかなテクストの扱い方は高橋氏の方が圧倒的に丁寧、緻密であると思う。
言葉を尽くして訳している。

この本では世に言うガウタマ・シッダールタ、いわゆる仏陀とは別人としての、もう一人の仏陀を描く。

彼は、彼の生を全うする中で、彼の生き方によって悟りを開く。

作中、ガウタマ(本編の主人公ではない)も悟りを開いた人、として書かれるが、それはそれとしての別種の悟りを開くのが本編の主人公である。

(ガウタマが如何にして悟りを得たかはここには書かれていない。)

ただ…
本編の主人公、シッダールタにとっての師とは娼婦であり、世尊であり、聖者であり、川であり、石であり、物であり、愛であった。

真理というものは、それが一面的である場合にのみ、言葉にすることができ、表現することができるのだ。思想で考えられ、言葉で表現できるものは全て一面的なのだ。すべて一面的で、半分なのだ。全て全体を欠き、完全を欠き、全一を欠いているのだ。
(中略)…だが、世界そのものは、私達のまわりと私達の心の中に存在するものは、決して一面的なものではない。
(中略)…そう見えるのは、私たちが、「時」は実在するものだという迷いにとらわれているからだ。
(本編より抜粋)

全ては一如性を持つものであり、時は存在せず、全ては一つであり、一つは全てである。真理と呼ばれるものでさえ、十全であるとは考えないこの思想に、ぼくは深く惹かれる。

読者

Eys9itgb normal

ヘルマン・ヘッセの本

車輪の下に

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Reki

宇宙を!地球を!幸せを創る装置一…

最近負のエネルギーの本ばっか摂食してるな。。。

3年前

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ガラス玉演戯

ガラス玉演戯

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yossy

ふるさとの山に向ひて言うことなし…

晴れやかなエピソードが多く、読んでいて気持ちが良い。 誰もが心に持つ王国を立派に築くこと。壊し壊されるのではなく、認め合い融合すべきであり、「ガラス玉演戯」では、王国を次の世代に託す価値を見いだしている。 伝記の形式を採っていて、その主人公の遺した詩と短編集へと至るこの強固な建造物へ、誰でも簡便に訪ねられるようにした「復刊ドットコム」に感謝。

約5年前