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ツナヨシ ツナヨシです。音楽家です |
死を中心に描く短編集。
静かに心を撫でるような作品です。
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ツナヨシ ツナヨシです。音楽家です |
死を中心に描く短編集。
静かに心を撫でるような作品です。
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kuwa 小学生を相手に、日々働いています… |
吉村昭氏には珍しい短編集。
11編のうち、「蛍籠」「弱兵」「干潟」の3つは私小説、それ以外はフィクションとのこと。
「弱兵」が彼らしい描写が多くて好きなのと、「月夜の魚」「指輪」はダーク吉村が垣間見れて面白かった。
なんだかぬるっとした作品が多かったです。寒い日の朝方に読むといい。
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彰義隊
輪王寺宮の敗走さらに敗走を描く。 後年、あの戦争に参加しあのような最期を遂げたとは知らなかった。 |
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海の祭礼
森山栄之助の出世物語とラナルド・マクドナルドの人生を描いた歴史記録文学。英米などの開国要求により英語通詞の必要性が高まったが、マクドナルドの日本上陸と蘭語通詞森山が邂逅する奇跡がペリーやハリスらとの交渉に大きく貢献する。 |
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海馬
副題に動物小説集とあるように人と動物が関わることで起きる物語の短編集だが、対象はあくまで人間だ。マタギのような宗教性こそ帯びていないがストイックな姿の老猟師が魅力的な「銃を置く」、長年愛用していた銃を警察に引き渡すとき「長い間おれの身を守ってくれてありがとう、と、胸の中でつぶやいた」p.203 この場面が特にイイ。この短編は「熊嵐」からの時間軸でのつながりもある。 ただ、映画「うなぎ」の原作にもなった「闇にひらめく」、(「仮釈放」も一部原作になっていると思う)を筆頭に女性観がふた昔まえというかそんなに男性に都合のいい話があるかな?と感じるのも事実。ただ小説が書かれたのは今から30年~40年前なので当時の視点はそうだったのだろう。 |
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史実を歩く
丁寧な取材と資料の調査に感心しました。 |