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ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレータ ー八神瑤子はピカソの名画を巡る... 続き

コメント

期待を裏切らない安定の面白さ。
各企画展にもきっとこんなストーリーがあるんだろうなぁ。
企画展にそれぞれ短編小説で企画の成り立ちがあったらもっと思い入れを持ってみれるのかも。j

外さない、原田マハ。ネタバレになるので詳しくは触れないが、ピースがパチっとハマるような、あの快感よ。「ゲルニカ」、死ぬまでにこの目で見たい!誰のものでも無い、ワタシたちの「ゲルニカ」を。

この一冊からすっかり原田マハさんの虜に。
順序は逆ですが、この後すぐに読んだ”楽園のカンヴァス”もとっても良かった。

美術に関する知識が少ない人にも十分に楽しめる作品。むしろ前情報が少ない分、一つひとつの場面が新鮮に感じられるかもしれない。
芸術に富んだ人や造詣が深い人に惹かれる人にはなおオススメ。

★★★★★ 4.6

2018.8.19

ピカソの愛人、ドラマールの描写が印象的でした

ゲルニカを生で見てみたくなりました。
めちゃくちゃ面白かった!

絵画に込められた意味を知ることで、より一層興味を持てるようになることを読後に実感できる作品。

「芸術とは何か。絵画とは何か。単純そうに聞こえて実はきわめて複雑な問いを、彼の作品は見る者に容赦なくぶつけてくる。人々はその問いから決して逃げられない。ピカソの作品をみつめるうちに、自分が「これこそが美だ」「これこそが芸術だ」と信じていたものが足下から揺らぐのを感じてしまう。」(101ページより)

誰のものでもない、わたしたちのゲルニカ

序盤の地下鉄から上がってきた瞬間がこのお話の最大の山場だと思ってる。それくらい、そこ読んだときの衝撃がすごかった。
あとは原田マハらしく、膨大な情報量をきれいにまとめてくれた感じ。
終わり方がもやもやっとしたけれど、好みが分かれるところかな。

今、読めてよかった。
今、だからこそ、読む本。
そう感じた一冊。

選ぶ本のタイミングって不思議だ。
図書館に読みきれないほどある本の中から、その日の気持ちで、なんとなく選んだ一冊。

この作者の本読みたいな、とか
こんな気分になりたいな、とか
あ、なんか面白そうな内容、とか

選ぶ基準はいろいろあるけれど、
今回、暗幕のゲルニカを手に取ったのは、帯の言葉に惹かれたから。
「楽園のカンヴァスを凌ぐ」ってとこ。

前回、楽園のカンヴァスを読んで、それはそれは面白くて。
それを凌ぐと言われたら、読まずにはいられず。

あとは、原田マハワールドに浸りたいっていうのもあったかな。
マハさんの描く女性は、凛としていて、真っ直ぐで、裏表がなくて、信念を持っている。それがすごく好き。清々しい気持ちになる。

「ゲルニカ」は、パブロピカソが描いた、反戦のシンボルともいうべき作品。
そのゲルニカが描かれるまで、そして描かれた後、現在に至るまでの史実に基づいたフィクション。

フィクションなんだけど、すっごく現実的。
だってね、9.11のことも出てくるし。
ETA(バスク祖国と自由)が出てきたりするし。

テロとの戦いという名のもとに行われた、イラクへの攻撃のことも出てくる。

読んでいて、決してハッピーな気分になれるわけではなく、胸が苦しくなったり、ハラハラする。

なのに清々しい読後感があるのは、真っ直ぐなメッセージが込められていて、それが伝わったからなのかなぁなんて思う。

ピカソは、自身の描いたゲルニカを、自分のものとは言わなかった。

ゲルニカを空爆したナチス将校に「描いたのはおまえか?」と聞かれたら
「いや、あんたたちだよ」と返し、

スペインに真の民主主義が戻るまでは、ゲルニカを返さないでほしいという条件の下、MOMAのあるニューヨークに「亡命」させた。

人間の愚かさや戦争の悲しみ、苦しみを表したこの作品は、私たち、みんなのもの、だからこそ、ずっとずっとみんなで守り抜き、罪なき犠牲者を悼む。

初めて原田マハ氏の本を読んだ。次から次へと間をおかずに新刊が出ることに少し疑問を持っていたからだ。どこまで真実かはともかく、スペイン内乱から世界大戦に広がって行く悪夢の中、愛人ドラの視点で自身を含めてピカソを取り巻く人達の、ピカソと芸術を守ろうとする意思と行動には魅入られた。

読者

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原田マハの本

風神雷神 Juppiter、Aeolus(下)

風神雷神 Juppiter、Aeolus(下)

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果茄子

本は大好き

下巻。 なんとなくスッキリしない感じ。 間延びしていて原田マハらしくない作品。 愉しもうと思いハードブックで買ったが残念。

3か月前

美しき愚かものたちのタブロー

美しき愚かものたちのタブロー

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Kei Kawakami

I love books

なんで美術の教科書は、こういうことを教えてくれなかったのだろうか。本の中で、絵画との接し方を松方幸次郎に教えてもらった気がする。とりあえず西洋美術館でやってる松方コレクションを観に行かねば。久しぶりに睡蓮を観に川村記念美術館にも行きたくなった。でもやっぱりパリにも行きたい。。。

7か月前

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