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石牟礼道子の本

食べごしらえおままごと

食べごしらえおままごと

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Eiji Kobayashi

こヴィ。編集者・ライター

追悼。「おなじ日本語を使いながら、言葉の意味がかぎりなくくずれてゆくのもかなしいが、言葉以前に、朝夕食べる野菜の味について、おいしい、といいあう舌の感度がまるでちがうことが、じつにものさびしい。根菜類も、グリーンピースもそら豆も、花かんらんも、ただ塩で茹でただけで、太陽とすこやかな土で育てられたものは、じつに豊かなおいしさを持っている。豊潤という言葉は、そういう作物を味わって来た者たちの共通認識から生まれた言葉ではなかったか。」 _風味ということーーあとがきにかえてより

1年前

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新装版 苦海浄土

新装版 苦海浄土

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やすお

1988年生まれ

水俣病患者の独白部分と、その周辺の第三者視点での話が交互に展開される。 小説でもなくルポルタージュでもないです。 重度の水俣病患者は話すことが困難なので、独白部分は石牟礼さんの想像だと思うんだけど、ただの想像じゃないんだよなぁ。 水俣病患者に会って、その人の言葉が石牟礼さんの中に入ってきたんだと僕は思う。降りてきた的な。 かなり胸にきた部分がこれ。 「人間な死ねばまた人間に生まれてくっとじゃろうか。うちゃやっぱり、ほかのもんに生まれ替わらず、人間に生まれ替わってきたがよか。うちゃもういっぺん、じいちゃんと舟で海にゆこうごたる。うちがワキ櫓ば漕いで、じいちゃんがトモ櫓ば漕いで二丁櫓で。漁師の嫁御になって天草から渡ってきたんじゃもん。 うちゃぼんのうの深かけんもう一ぺんきっと人間に生まれ替わってくる。」

約3年前

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