41acwqdthol

時田翼32歳、農協勤務。大酒呑みで不機嫌な父と二人暮らしで、趣味は休日の菓子作り。そんな翼の日常が、庭に現れた柚子泥棒との遭遇で動き出す──。人生が愛おし... 続き

コメント

九州の田舎に住む主人公、時田翼を中心にした連作短編集。
「隣家の婆さんが家の柚子を盗みに来る」という事件。
尊厳を守るため店長に頭突きを食らわす事件。
誰かがドアノブに花やチョコレートのプレゼントを置いていく事件。
それぞれの立場の人がそれぞれ生きる日々のささやかな出来事を描く話。

なのだが、もっとはっきりとした本作の主張は別にある。「男尊女卑許すまじ」だ。「許すまじ」とまでいかなくても、「それっておかしいよね?」と、なあなあで続いてきた旧弊に挑む物語でもある。
「九州は男尊女卑が激しい」とは聞くこともあるし、「らしさ」を強要される理不尽も良く分かる。「嫁は嫁ぎ先を優先しろ」と、実母を看取ることが出来なかった人のエピソードもあり、その理不尽さが生々しく伝わる。そういった方面で「世の中を良くしたい」と思う人は読んでみてもいいかもしれない。
個人的には、過去に男尊女卑反対の人が男性に対する過激な侮辱発言をしている所を見たので、それを思い出して嫌な気持ちになってしまった。

優しいお話。
昔の凝り固まった考え方の父とは全く違う主人公、その周りの人とのお話。
読みやすい。

読者

E3d8a6bd b33a 40ed 9024 336e14e0a59d1aedee78 7991 4923 95bf ecf992e5f8f8Icon user placeholderIcon user placeholder22461bf2 dedd 4a1a a3b7 eab34b1bc5f1Bd3f1c37 f049 4a4a af4d 35748b1db2b2359f49d4 c3a3 4dbf 8349 d1a93fcfac7480392701 d10b 469d a3ac 7c60c2d0493d 17人

寺地はるなの本

今日のハチミツ、あしたの私

今日のハチミツ、あしたの私

9b7b10e5 4fb3 4a41 a86b 9a79d145935d

もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

2年間同棲した安西に連れていかれた故郷で彼の父親に結婚を反対された碧。 彼女は、中学生の頃に偶然出会ったハチミツを手掛かりに、頼る人もいない場所で自分の居場所を求めて孤軍奮闘する。 食べ物をテーマにした小説はどれも好きだ。 登場人物が何かしら食べていてくれると、心底安心して先を読むことができる。 拒食症に悩んだ碧の、どんな時も自分と、そして目の前の人にちゃんとしたものを作って食べさせようとする姿勢に共感を覚えた。 蜜蜂たちが懸命に集めた金色の恵みが、人間の寂しさや悲しみを癒す薬になる。 それは人間の毎日が、小さな自然の恵みによって支えられていることを再認識させてくれる。

3か月前

20f858c5 316d 44ab 8eff d3f42571a520Icon user placeholderIcon user placeholder 31
ミナトホテルの裏庭には

ミナトホテルの裏庭には

38aecb1e ab6d 44a9 8407 9f126a093a21

bitte

本の虫

咲くのは花だけではないし、大切なものはちゃんと手の中にある ミナトホテル、そこはわけありのお客だけを泊める変わったホテル そのホテルの裏庭で前オーナーの一周忌をすることになったのだが、肝心の裏庭の鍵が行方不明 主人公、芯は裏庭の鍵探しを祖父に頼まれたのだが、ミナトホテルのフロントのバイト、行方不明の猫探しまで引き受けることに⁉︎ 心温まる物語です

6か月前

D50f2539 ebd5 4e29 9864 d294f89a05e92cfb38dd d698 4ead 8b37 a889ebec5c4880d5593d 19b1 49a9 8089 776340a0d15a 19