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「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日... 続き

コメント

掴めないような、掴めなくていいような、なんだか地に足がつかない本。けれど それが心地よい。
読了2015/05/26

"
言いたいことが言えず過ごしてきた人"と"思ったことを言い過ぎてしまう人"の相対的な部分を表すと共に、冬子の三束さんに対する少しずつ芽生える恋心に温かくなりました。

いつも夜にお店の前を通る小柄で白髪混じりの男性を見ると、私はこの本の三束さんを思い出す。

うとうともやもやはっきりしない、まどろみの中で見た夢のような本でした。

久しぶりの純文学。言葉の組み方や、漢字の開き方もクセが可愛くて素敵です。最後は少し寂しいだけど、ハッピーな百合エンディングとして受け取ってもいいと思うね。

冬子と同じように三束さんに恋をして、冬子と同じように胸が締めつけられて泣きました。
小説を読んでこんなに涙が出たことはなかったかも知れない。
美しい物語を読みました。
また冬子と三束さんに会うために、私はこの本を読むだろうと思いました。

再読。淡々とした静かな日常なのだけれども、不安定で、周りの悪意もある。その中で出会った踏み込めないけど大切にしたい関係。大人の片想い。

読み終わった後、
じんわりと余韻が広がって
少しだけ涙が出ました。
人が人に恋に落ちる気持ちそのものだ と思いました。
川上さんの言葉の表現が
丁寧で繊細で美しいです。

三束さんと冬子のやりとりの中の、丁寧で繊細な言葉の選び方やテンポが読んでいて心地よい。

純粋な気持ちが丁寧に語られている物語です。気持ちの表し方は、さすが世界の川上未映子だと感じました。

本屋さんで教えていただいたオススメの本。人との関わりを「楽」にしていようとも、三束さんとの繋がりを大切にしようとする主人公のその姿がまぶしい。何より風景描写が好きかもしれない。

飴細工のように繊細で今にも壊れそうな関係。
川上未映子さんの描く世界は、ひどく美しい。

ゆっくりと、けれど静かに激しい感情が流れていく。
会話は少ないけれど、あんなにも色濃く人物達の感情や考えを示した本ってなかなかない。
川上未映子の綺麗な言葉にも魅了されました。
ジャケ買いで久し振りに成功した本です…笑笑

登場人物がワーッと語り出すと、そんなの分かってるんだけど、でも、受け入れたくなくて、それなのに突きつけてくるなんて、しんどいよってなってくるんだけど、読むのは止められない。的を得ているからなのかな。三束さんのことを忘れるまでの短い描写でさらに胸がキュッとなりました。

ゆっくりと読み進めました。一言一言が繊細で、でも人の本質をつくような言葉がところどころあって、なぜか心があたたかくなる気持ちがした本でした。

校正の仕事、ゆるりとした感じの内容であった。

冒頭の一文から惹きこまれました
豊かできれいな文章がすてき
こんなふうにことばを選んでみたい ✩

2017.12.14
気がつけば人を好きになっていた。なぜ好きなのか自分でもよくわからない。説明できない事柄なんて山ほどある。

夜の美しさや、感情などいちいち表現がわかりやすく感じられた。普段思ってても言葉にできないものがここでは言語化されていて、自分と重なる部分が多くてとても読みやすかった。心踊るストーリーでした。

読者

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川上未映子の本

ウィステリアと三人の女たち

ウィステリアと三人の女たち

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okome

japanese

◯ 建物が覚えている人の温度、というものがあるのかもしれない、と思う。主人公はウェステリアの寝室だった場所で、夢によってウェステリアの人生を追体験する。夢から覚める瞬間は、ウェステリアが死ぬ時、つまり、ウェステリアの体温がまさにゼロに向かって移り変わっていくその瞬間。主人公も目が覚めると悪寒がしている。夢でウェステリアが冷えゆくその時にともに主人公も寒いと感じているのだ。だけど、主人公は生きていくから、発熱して、熱を取り戻していく。   わたしたちが建物をみて、ノスタルジーを誘発させられるとき、建物もまた、人を、温度、によって思い出すのかもしれない。建物の記憶。 p140 壊されるときにしか聴こえない音の成分みたいなのがあるんです。 p141 ただ壊れていくことと、壊されるということは、別のことなんです。 p189 かすかな音    けれどもその音はわたしを求めていた。 p190 あるいはわたし自身の中から。

11か月前

夏物語

夏物語

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Kei Kawakami

I love books

序盤の話がイマイチピンとなくて、話に入り込むのにちょっと時間がかかってしまった。主役の背景を描き出すためのプロローグがちょっと物語が散漫になってしまった印象。 ただ川上未映子さんらしいテーマで、自分の生活、人生観について考えさせられることが多かった。心理描写や風景描写がとても豊かで、重たい話題も軽やかに読み進めることができたし、問題のところにはズバっと切り込む強弱の付け方は素晴らしかった。 関西人だったらもうちょっと印象違うのかも。

約2年前

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