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コメント

佐々木丸美「館」シリーズの第2作。
「孤児」シリーズで凄い男!として、噂だけ出ていた吹原さんが、なんとこの作品で登場。名探偵枠なのかしらん。

前作はかなり、本格仕立てだったけど、今回はかなら佐々木丸美色が出ていて、人間心理の不思議に寄せた内容になっている。

ガチ仕事第一!キツイ女代表の石垣さんが、館の魔力でみるみるうちに、ステキで愛らしい美女に変貌していくのは、やり過ぎな気がしないでもないけど、かわいいから許す。
少女マンガとかだと、メガネ外して、髪下ろしたらメチャ美女!みたいなタイプだと思う。本作のヒロインは彼女で決まり。

本作だけ読むと、未消化な部分が残るけど、このシリーズは三作すべて読んで評価されるべき作品なので、ラストの「夢館」も是非読んで頂きたいところ。

読者

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佐々木丸美の本

夢館

夢館

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ぬぬに

非ワカモノです

佐々木丸美の「館」シリーズ三部作の掉尾を飾る作品。このシリーズ、三部作すべて読まないと、評価が難しい作品。 本格ミステリ的なテイストは完全に身を潜めて、幻想的な、内面に潜っていくような物語に。 ミステリ作品として読むと、特にこの巻はきついかも。 通してすべて読むと、凝った構成と、ヒロインたちの想いの深さが、ココロに深々と沁みてくる。美しい恋愛小説として、見事に結実している。 別名「孤児」シリーズ外伝、とも言えそう。懐かしい名前がチラホラ出てくる。

9か月前

風花の里

風花の里

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ぬぬに

非ワカモノです

佐々木丸美の「孤児」シリーズ最終巻。というか、、番外編かな。完結!という感じは全くなくて、ますます謎が深まった感じ。 めぐりくる縁の楔の物語。これまで登場してきたキャラクターがわんさか出てきて、過去作の読者的には嬉しい一冊かな。 幼くして両親を失ったヒロインが、運命に翻弄されながら、幸せを掴むまでのお話。というのは、このシリーズ共通の要素だけど、今回のヒロインはあんまり苦労してないというか、護られた世界に籠もりがちで、野性味に欠けている。 過去作のヒロイン飛鳥、葵、昭菜に比べると、異質なキャラクターという印象が強い。 陰の主役はネコの「とら」で、あることは間違いないかな(笑 表紙絵がネコだけなのは正解。しかし雪国のネコは大変そうだ。。。 「孤児」シリーズを読了したので、次は佐々木丸美の最高傑作「館」シリーズに行きます!

9か月前

花嫁人形

花嫁人形

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ぬぬに

非ワカモノです

昭和のリリカルサスペンス。佐々木丸美、孤児シリーズの三作目。 ヤベー、読み始めたら止まんない系のノンストップ小説ですわ。続きが気になってやめられない面白さ。 本岡家に四人姉妹のほかにもう1人、忘れ去られた娘がいる。孤児として引き取られた昭菜ちゃんである。 暴力を振るわれたり、過酷な労働を強いられる事は無かったものの、本岡家の人々が昭菜に対して示したのは徹底的な「無関心」だった。 食卓に呼ばれない、一人だけプレゼントがない、極め付けは学校教育を受けさせないこと。 ネグレクト極まれりの中で、字も満足にかけず、自己肯定感低く生きていくヒロイン像が、これまでのシリーズとは違った辛さで居たたまれなくなる。 東京創元社版の表紙絵が、白い服を着たヒロインと、黒い服を着た本岡家の四姉妹の対比になっていて、いい感じ。昭菜の靴下がグレーなのは意図的だよねー。 長きに渡る無関心の報いが、幸福な家族を崩壊に導いていくさまが、快感といえば快感。しかしながら、本シリーズに共通するヒロインの性格の悪さは、この作品がいちばんエグいかも。

10か月前

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忘れな草

忘れな草

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ぬぬに

非ワカモノです

個人的に昭和のリリカル文体の女王だと思っている佐々木丸美。主な活躍年代が1980年代で、その後も50代半ばで早逝してしまったので、90年代の終わり頃には既に幻の作家扱いだった。 しかしながら、復刊ドットコムでのリバイバル刊行や、東京創元社での主要作品再刊行があって、往年の名作が手軽に読めるようになってきた。ありがたいね。 本作は「孤児」シリーズと呼ばれる作品群の一つで、運命に翻弄される三人の少女たちの物語を綴ったもの。 全編を通して過剰なまでに詩的な文体が徹頭徹尾続くので、ダメな方には全く受け付けないと思う。 わたしもかつて二十代で読んだ時は、その濃厚なリリカルさ加減に辟易したものだったけど、オッサンになって再読してみるとコレが意外にイケル! ようやく佐々木丸美を、ワクワクしながら読めるようになったかと思うと、歳を取るのも悪く無い。 互いに孤児で、虐待されて育った激情家のヒロインと、対をなす可憐で美しいライバルの少女。憎み合いながらも、不思議な友情で結ばれた二人の運命が、最後に行き着くところが、、凄絶なまで美しく描き出されていて泣ける。 とりあえずは孤児シリーズを全部読んでしまおうかな。ホントに佐々木丸美は、もっと読まれるべき作家だと思うよ。

10か月前

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