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マイン川で少女の死体が発見された。年齢は14歳から16歳、長期にわたって虐待された痕があり、死因は溺死だと判明する。不可解なことに、淡水ではなく塩素水で溺... 続き

コメント

邦訳が出ると必ず読むシリーズの一つであるドイツの警察ミステリ。
貴族階級出身の刑事とその相棒の女性警官が主人公という設定だけ見るとスタイリッシュな作風かと思われるのだがナチスや環境問題などのテーマに挑んでおり毎作けっこう重厚な内容になっているところが特徴。
凄まじい虐待を受けた跡のある少女の死体を巡る捜査と、以前はドイツでも有数の刑事弁護士で羽振りの良かった男の落ちぶれた生活、扇情的な報道番組で敵の多い美貌のジャーナリストが暴行された事件、の大雑把に三つの話が並行して進み…やがてそれが収斂して、という形式。主人公達や各々のストーリーの登場人物の人間模様も丹念に描きながら醜く凶悪な事件の真相が暴かれる結末に見事にまとめ上げている。ディーバーばりのどんでん返しも盛り込みつつのそれはかなりの芸当だなと感心しました。素晴らしかった。

作品と関係無いのだが…旦那さんがソーセージ職人で旦那の店の片隅に自主出版で置いていた小説が評判になってデビューした、というこの作家のエピソードがけっこう好きだ。

読者

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ネレ・ノイハウスの本

穢れた風

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

貴族階級出身の警部と相棒の女性警部を主人公にしたドイツの警察小説のシリーズ邦訳最新。この前週に読んだ「冷酷な丘」とたまたま同じく風力発電がテーマの話。代替エネルギー先進国のドイツでも風力発電ってあまり良く思われていないのかな。本作でも風力発電建設会社内で起きた殺人から反対運動との対立や学者や政治家を巻き込んだ汚い動きが描かれている。本作は、主人公が父である伯爵が反対運動に関わっていることや、自身も長年連れ添った妻が男を作って出て行ってしまった直後ということもありボロボロでまともに機能しないところが新鮮。ストーリー自体は登場人物を増やしすぎた感があり広げたストーリーを畳むのにちょっと苦労したような印象を受けた。

1年前

死体は笑みを招く

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

貴族階級出身の警部とその相棒の女性刑事を主人公にしたドイツで大人気のミステリシリーズで邦訳四作目。但し翻訳ものにはよくあるけどシリーズとしては二作目。一番売れたやつをまず訳してそこそこ売れたのでつぎに売れたやつ…次に、と来て最後に回された作品ってことなのでどうなんだろう…と思ってたけどなかなか面白かった。 本作では環境保護の過激な活動で多くの人から憎まれていた市会議員の死体が動物園で発見されて…という話。ちょっと登場人物を増やし過ぎてこいつ誰だっけ、っていうのが後半増えてきて読みにくい箇所があるので後回しにされたかな(笑) 旦那さんがソーセージ屋さんで店番のついでにミステリ書いて客に読ませてたら人気が出、という作者の来歴もなかなか良い感じ。

2年前

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悪女は自殺しない

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

ドイツの女性ミステリ作家の邦訳第三作目。 前の二冊が凄く面白かったので読んでみました。 なんか時系列がおかしいな、と思ったらこれが作者の第二作でシリーズの第一作だったんだ。翻訳ものにはたまにありますね。 主人公は貴族出身の警部とその部下の女性刑事のコンビ。 自殺と見られた女性の捜査をするうちに巨大な陰謀を暴いていく、という話でちょっと話を広げすぎて後半、作者自身も持て余してるような印象を受けたけども、それでもじゅうぶん面白かった。 旦那さんがソーセージ職人で、作者は店を手伝いながら小説を書いて自費出版で店に置いてた本作が注目されてデビューした、という経緯も面白い。

3年前

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白雪姫には死んでもらう

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

ドイツの警察小説で邦訳2作目、シリーズとしては4作目。 11年前にとある村でおきた連続殺人の犠牲者の骨が発見される。 と同じタイミングで犯人とされた青年が出所して村に戻ってくる。 村人達は彼を否定し、事件後離婚して他所に引っ越していた彼の母親まで歩道橋から突き落とされてしまう... だいたいこの設定を見た瞬間に冤罪がテーマであろうことは容易に想像がつくし、作者もそれを早い段階から仄めかすのだけど、そこは上手く料理してあって最後まで楽しく読ませてもらいました。 それにしてもウォッカのレッドブル割なるシロモノを大量に飲んで全く記憶が無いうちに殺人犯とされてしまう青年...人ごとじゃないので酒の飲み方には注意しないといけないな、と強く思いました^^;

約4年前

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