Btn appstore Btn googleplay
9784004317722

工業化と大衆社会化を迎えるなかで,格差や貧困といった新しい問題に直面した20世紀のアメリカは,ニューディールに象徴される社会的な福祉国家と変貌していく.し... 続き

コメント

中野耕太郎 20世紀アメリカの夢
→よくまとまった良書。以下感想

●転換期から1970年代までという時代設定について
→非常に興味深い時期設定で、タイトルを見たときに??という疑問とワクワクが同時に起きた。
世紀転換期という時代を「アメリカの夢」と設定するならば、1970年代はアメリカがその夢から醒めた時代だという。革新主義の勃興に伴い、アメリカは「社会的なる場」を見つけた。そうしたときに、ニクソン時代以降の経済的停滞と市場における不介入主義、個人の選択肢の最大化がそうした「社会的なるもの」を考える領域を狭めていく。なるほどという時代設定だった。「ニューディール連合」の形成と崩壊に時代が貫徹される。
さて、その「夢のあと」はいつまで続くのだろうか。個人主義や「社会的なるもの」に対する冷笑的な視線は、現代も根深い。ニクソンの時代にすでに見られる萌芽は、80年代・90年代に大きく社会的優位を作った。レーガン、ブッシュ、サッチャー、中曽根、中曽根が先日亡くなった今、「夢のあと」の時代も終わったのだろうか、いや。

●100pの「「アジア」は、今やアメリカへのどうか能力を欠く移民の属性ーすなわち、「人種」として身体化されてしまったのである。」
→的確な表現に思う。こうした地理的・もしくは言語的な空間領域がある身体性を持った人々の属性として策定されていくに当たっては、「人種化」の他にあるエスニック・コミュニティへの割り当てが起きる。そこにホワイト・エスニックのアメリカというネイションへの包摂が起きるということは、アメリカにおいては人種とナショナリズムが重なり合う。さらにそこに暴力という中隊が機能するならば、さらにジェンダー的な規範が織り込まれている。

読者

J5dfgujx normalBdbe0395 3d54 4ad5 856f 5dca40887727075e125d f625 493a af3e 37a507982938494ebd0f ba2c 4ef0 89df d2e0b5e9ecef 4人

中野耕太郎の本

社会的なもののために

社会的なもののために

Ede4c6e6 5b4f 4dda 9f82 fab88f10fa91

望月優大 Hiroki Mochizuki

スマートニュースのグロース/パブ…

良書。最終章のクラインとソルニットの対比、ソルニットをアメリカから日本に持ち込む際に発生してしまうズレ、参考になった。

約5年前