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メンヘラの精神構造
世の中一般の流行り言葉「メンヘラ」は「ナルシシスト」であり、その精神構造を解いた本。新書としては文章に脈絡がなさすぎて「これ編集者ついて校正とかしてるの?」という出来だけど、書いてること自体は面白い。 読めば読むほど、「この人の解釈の仕方や気持ちの揺れ動きはちょっとやばいな」と感じた自分の周りのあの人たちはナルシシストだったのだ、と気付かされる。 (昔の彼女の母親W、会社の先輩S、斜め上の部長A…ホチキスの7つの大罪に恐ろしいほど当てはまる。) と同時に自分の中にもナルシシズムが潜んでいる可能性は否定できない。
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発行元から
心やさしく、繊細で、まじめな人ほど
傷つきやすい心を守る必要がある。
大声でごねる「自分勝手な人」
人を思いどおりに利用する「傲慢な人」
無遠慮な言葉で相手を傷つける「失礼な人」……
彼ら/彼女らにどう反撃すればいいのか?
まずは自己肯定感を高め、
一歩踏みだす自信をもつことだ。
「いい人」のふりをして、
ゆずる必要のないことまで
ゆずってはいけない。
自分の本当の気持ちにフタをして、
「くさしさ」を溜めてはいけない。
◎「(相手に)こうしてほしい」より「(自分は)こうしたい」
◎甘えの欲求が残っていると、傷つきやすくなる
◎「くやしい思い」をしたら、まず自分の内面を見つめる
◎もっと自分を出しても、嫌われない
◎人生は「自分自身になる旅」
本書は、三笠書房から刊行した『「くやしさ」の心理』を加筆・改筆、改題したものです。
加藤諦三の本
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感情を出したほうが好かれる
すごい本を読んだ。 心理学者であり早稲田大学 名誉教授、加藤諦三(たいぞう)先生の著書 『感情を出したほうが好かれる』。 まずこの直球ストレートのタイトルにグサっ! 読み始めて1ページ目、『人間の大きさとか深さとかいうものはどこで決まり、どこで出てくるのであろうか?それは人生の重荷をどこまで広く背負ったかということで決まるのではないだろうか』にギャッとなり。 『不安から名誉を求める人はどこまでいっても安心することができない。いつも追われている。いつも焦っている。(edit)名誉はいわば公務である。心のやすらぎはいわば私的生活の問題である。心のやすらぎは心と心のるれあいから生まれる』 なーるーほーどーーーと唸ってしまった。 加藤先生の著者は好きで何冊か読んでいますが、これは特に感銘を受けました。自分の人生に時期により、影響を受ける文章がいろいろありそう。一生、付き合う本になりそうです。
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「やさしさ」と「冷たさ」の心理―自分の成長に“大切な人”を間違えるな
誰でも知ってる『人間は神ではない』ということから生まれてくる結果については、案外人々は鈍感である。 自分が自分であることのできない者は、身近な人間に対しても、その人がその人であることを禁じる。 自分が不幸な時、どのように努力しても結局、身近なものを不幸にしてしまう可能性は大変多い。 |
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「自分の働き方」に気づく心理学
心理学の本というよりは、様々な人の人生エッセイを読んだという感じ。内容の割にボリューミーな本だった気がする。内容的に印象に残ったのは、「職業に貴賎はない。」「自分を知って目的をもって働くことが大事。」日本はそれを見失うような社会だよね。悲しいかな。自分も省みないとですね。
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