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ぴあーす 2017年以降に読んだ本をストッ… |
京都の地域政党「京都党」党首が著したオーバーツーリズムに対する警告書。のはずだったけど、最後の二章はオーバーツーリズムから離れた地域財政論、政治批判になってるのが何とも野党ぽい。
ここ10年の京都の観光潮流をざっと把握するには便利な一冊。京都市政の迷走はよく伝わる。
ただ、文中で触れられる主張に呼応する統計データや出典を伴う引用が一切ないのが、主張の胡散臭さと「市政批判したいだけ?」感を醸し出してしまってる一因。もっとその辺りを織り込めば良書になったかもしれないのに。ページ数が●のまま出版されるなど、ところどころ残念な新書。