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コメント

全米一の面積と最小の人口密度を誇るアラスカ州、つまり人がほとんどおらず広大な自然が残っている土地でもある。本書は70年代のアラスカを捉えた長編のルポであり、3章から成り立っている。そのなかでも興味深いのは最終章「ザ・カントリー入り」だ。ユーコン川上流地域に住んでいる人々はカナダ国境にもほど近いその場所を「ザ・カントリー」と呼び、新入りは「カム。イントゥ・ザ・カントリー(ザ・カントリー入り)」したと言われる。アラスカの何かに惹かれて移住した人を256ページ2段組みに渡り追う。
ペンシルベニア州から移住したゲルヴィン一家は創意工夫を凝らした丸太で作られた自宅に住んでいる。その母屋にある蔵書の一部は以下の通りである。「『スコッティ―・アラン、犬ぞり御者のキング』、『鉱山技師ハンドブック』、『エアプレーン砂鉱ドリルによる金採掘』、『家庭医学全集』、『ユーコンの女性たち』、『極寒の地の五十年』、『北極の古代人』、『荒野の呼び声』、『荒野の罠猟師』、『トレイル・イーター』、『グリズリーの国』、『悪名高きグリズリー・ベアーズ』、『アラスカ人の帰還』」p.290~p.291

どれもワクワクする読んで見たいタイトルが並ぶ。

またアラスカの森より闇深い人間心理も垣間見える。
「いつだったか私がサークルのユーコン交易所にいたとき、四十年配の男が川岸を超えてやって来て、ウスターソース六本とイーストを十二袋、マッチを一ケース、缶詰肉、イワシ、ホットドッグ、茶一・三十五キロ、砂糖六十七・五キロ、葉巻二本を買った。彼は現金を三百四十五ドル数えてカウンターに置き、天気の話すらしないで川へ戻っていった。パイロット兼罠猟師兼交易所の経営者であるフランク・ウォーレンは、ある日たまたまその男の小屋のそばを通りかかって、ちょっと寄ってみようと思ったのだそうだ。それは二・四メートルと三メートル四方の小さな小屋で窓がない。ウォーレンが小屋に近づくと中から声が聞こえて来た。その男は一人で冗談を言っていたのだ。さわりの箇所へくると彼は一人で大笑いした。ウォーレンはそっとその場所を立ち去ったという。」p.255

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