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9784087440782

コメント

ドラマチックな展開があるわけでもないのに、読んでいて楽しく、ページをめくる手がとまらない、そんな小説だった。
人はそれぞれ違うことを考え悩み生きている。周りの人がどんなことを思いながら生きているかなんて、結局のところわからない。自分以外の人が自分のことをどんな風に思って生きているのか。知った気でいるだけで、まわりがどう思ってるかなんて自分の想像の範疇でしかない。
自分の気持ち次第な所もあるように思う。だけど、その自分の気持ちをつくるのにも、周りの人達との出会いやかかわりが大切なのだとも思う。
生きるヒントを伝えてくれるようなそんな本だった。読んでよかった。

読者

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安壇美緒の本

天龍院亜希子の日記

天龍院亜希子の日記

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もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

「天龍院亜希子の日記」だけど、生身の彼女は出てこない。 主人公は天龍院亜希子のもと同級生で、そのインパクトの強い苗字でもって彼女をいじめていた男子の一人。 現在彼はさえないサラリーマンとして些かブラックな人材派遣会社に勤め、偶然彼女のものと思われるブログを発見し、なぜか時々アクセスしてはそこを覗いてしまう…。 もと同級生ふたりが、27歳になり誰かの人生に責任を負ったり、不毛な関係を絶って何かを始めたり、人生の新たな段階に入るその時にたまたまこんな方法でニアミスしてしまうというのも、現代のネット社会のリアルなんだろう。 自分は自分だけで生きているわけではないということ、自律的に生きていると思っているその日々は、実はどこかの誰かの支えで過ごしていたのだと気づくこと。 主人公が無為な時間を過ごしていた日々から、誰かのために頭を下げ、誰かの努力を支える態度へと変わっていくことは、それが必ずしも報われないとしても、人生の違うステージに彼が立ったことを意味しているような気がする。 ブログで断片的にしか知らないもと同級生の幸せを彼女の知らないどこかで祈る。 そうできる彼に変わる、一人の男性の変革の時を私は本書で読んだんだなあと思った。

1年前

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