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SGGK サッカーとミステリとハードボイル… |
警察学校ものの4作目。某教場シリーズを冊数では逆転したのでしょうか。
本作の主な事件は警察学校の外で起こりますが、それが学校内の事件と関係していると思わせながら解決のヒントになるかと匂わせつつ、実は…と読者をミスリードさせる点は非常に楽しめました。
作品はあくまでフィクションなので、前作では警察学校長が警部だったのに本作では警視になっていたり、キャリアとノンキャリアの役職が同期と表現されていたり、そのほかにも現実とはかなり異なる部分がありますが、それも作品を面白くするための脚色ということでしょう。