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人類は神とともに生きることを選んだ時、「創造する種」として歩み始めた。詩学、色彩、装飾、祝祭、美術の観点から芸術の根源を問い、新しい学問を眺望する。 続き

コメント

巨人の肩に乗った最先端の世界を見れる私たちは、巨人のである彼らよりも多くの、遠くのものを見る事ができるが、それは、自分の視覚の鋭さや身体の卓越性のゆえではなく、むしろ巨人の大きさゆえに高いとこに持ち上げられているからである。

読者

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鶴岡真弓の本

ケルト 再生の思想――ハロウィンからの生命循環

ケルト 再生の思想――ハロウィンからの生命循環

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そらもよう

「サフィン/ハロウィン」は「死=闇=冬」を象徴している。ここから一年を数えるカレンダーを胸に、人々は冬をしのぎ、暗闇が底を突く「冬至(後のクリスマス)」を乗り越えた。そして「ヤヌス(一月)」の寒さを耐えると、その月末には子羊が生まれる「インボルク=春の始まり」前夜に漕ぎ着けることができた。 キリスト教の復活祭まで「四旬節」のヨーロッパは、まだまだ寒いけれど、異教時代以来の第二番目のケルトの祭日「インボルク」(二月一日・第二章)が春の始まりを告げる。---------- 春分を越え、牧場の緑が色濃くなるころ、いよいよ北ヨーロッパにも、夏のはじまりをしるす三番目の祭日、「ベルティネ/五月祭」(第三章)がやってくる。五月一日の前夜、森では異変が起こる。「サフィン/ハロウィン」からずっと森に漂っていた闇が、夜明けと共に追い払われて、遂に太陽が昇り、家畜と穀物をぐんと成長させ、人間に活力を与えてくれる季節の到来である。 そして夏至を過ぎて四旬を過ごすと、熟した穀物が黄金に輝き始め、第四番目の祭日「ルーナサ」の収穫祭がやってくる(第四章)。--------- シェイクスピアがジュリエットの誕生日を、わざわざその(*ルーナサ)の前日にしたのは、この長い異教時代からのケルトの暦日を知っているからである。 (p.234) 第五章は「世界で最も美しい書」と称される『ケルズの書』について。ギリシャ・ローマ美術とは全く異なる聖なるものの表現、無限のスパイラル・渦巻文様は「生と死」を対立項ではなく交流・循環としてとらえている。 螺旋の求心的運動を「死」への収束とすれば、それが極まった極においてケルト渦巻は必ず踵を返して「反転し」、遠心力を発生させ、外へ解放するエネルギーへと変容する。(p.222)

約1年前